店舗お知らせ

津田沼
2025/08/26

津田沼で漢方相談|腎臓からのSOSに気づいていますか?

腎臓といえば「尿を作る臓器」と思われがちですが、実はそれだけではありません。
体内の水分バランスや老廃物の排出、血圧の安定、骨やホルモンの健康維持にも関わる、まさに“縁の下の力持ち”なのです。

しかし、加齢や生活習慣の乱れで腎機能が低下すると、全身にさまざまなサインが現れてきます。

 

腎機能低下で起こりやすい症状

●むくみ

余分な水分や塩分を排出できず、足や顔のむくみ、まぶたの腫れなどが出やすくなります。

●尿のトラブル

・尿量が減る(排出が滞っているサイン)

・薄い尿がたくさん出る(濃縮できないサイン)

夜間頻尿やトイレが近いといった更年期世代の悩みも、腎の衰えと関係している場合があります。

●全身のだるさ・疲労感

老廃物が体内に残り「尿毒症」の状態に近づくと、強い倦怠感を感じることも。

●肌の乾燥・かゆみ

スキンケアでは改善しにくい乾燥やかゆみは、腎の水分代謝が乱れているサインかもしれません。

●骨が弱くなる

腎臓はビタミンDを活性化してカルシウム吸収を助けています。
機能が低下すると骨がもろくなり、骨粗しょう症のリスクが高まります。特に閉経後の女性は注意が必要です。

 

漢方で考える「腎」のケア

東洋医学でいう「腎」は、生命エネルギーの源。加齢とともに衰えやすいとされます。

・腎陽不足:むくみ・冷えが目立つ

・腎陰不足:のぼせ・ほてり・乾燥が目立つ

・腎気不足:足腰の弱り、疲れやすさ

体質に合わせて腎を補うことで、尿トラブルやむくみ、乾燥肌などの改善が期待できます。

 

●食養生(薬膳)のポイント

黒豆・黒ごま・山芋・くるみなど「腎を養う黒い食材」がおすすめです。

 

まとめ

むくみ・頻尿・疲労感・乾燥かゆみ…これらは「年齢のせい」だけではなく、腎臓からのSOSかもしれません。
生活習慣の見直しとあわせて、体質に合った漢方で「腎」をケアすることが健康寿命をのばす第一歩です。

 

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慢性腎臓病などでお悩みの方は千葉県習志野市の漢方薬局『誠心堂薬局 津田沼店』にお気軽にご相談ください。漢方薬局と鍼灸院を東京・千葉に運営し35年の実績。漢方薬の専門家である中医学アドバイザーや国際中医専門員の資格を持つ薬剤師が在籍している漢方専門の相談薬局です。 不妊症(PCOS、子宮内膜症、子宮筋腫)婦人科疾患(月経不順、月経痛、更年期障害)、皮膚疾患(アトピー、湿疹、かゆみ、ニキビ)、心療内科(自律神経失調、不安、不眠)、生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病)など幅広い漢方相談を行っています。

津田沼
2025/08/24

津田沼で漢方相談|更年期に多いホットフラッシュ・不眠の改善症例

更年期に入ると、多くの女性が のぼせ・発汗(ホットフラッシュ)や不眠 といった不調に悩まされます。
今回は、40代後半の女性で「滝のような汗」と「夜眠れないつらさ」を抱えてご来店された症例をご紹介します。

 

ご来店時の主な症状

・会話中や軽い動作でも急に汗が出る

・夜中に何度も目が覚めて熟睡できない

・手足の冷えと肩こり

・胸やけ、胃腸の不快感

・ストレスから甘いものやスナック菓子を食べ過ぎてしまう

生活環境の変化をきっかけに、心身のバランスを崩されていました。

 

中医学的な分析

中医学では以下の状態が重なっていると考えられました。

・脾虚:胃腸が弱く栄養をうまく吸収できない → 血不足

・肝血・心血の不足:精神の安定を保てず、不眠や気分の落ち込みへ

・腎陰虚:体を冷ます力が不足 → のぼせや発汗

・肝鬱:ストレスで気の巡りが滞り、症状を悪化

 

漢方でのアプローチ

誠心堂薬局 津田沼店では、以下を目的とした漢方をご提案しました。

・胃腸を整えて「血」を補う

・心血を養い、眠りの質を改善

・腎陰を補い、のぼせや発汗を和らげる

・気の巡りを整え、ストレスを軽減

 

改善の経過

継続的に漢方を服用することで、次のような変化が見られました。

・夜中に起きる回数が減り、朝の疲労感が軽減

・発汗が落ち着き、日常生活が楽に

・食欲や気持ちの乱れも改善傾向

 

漢方でできること

更年期の不調は「年齢だから仕方ない」と諦められがちですが、
中医学では体質に合わせた調整で改善を目指すことが可能です。

特に、

・ホットフラッシュ

・不眠

・冷えと発汗が同時に起こる複雑な症状

といったケースこそ、漢方が得意とする分野です。

 

更年期のホットフラッシュや不眠でお悩みの方は、一度ご相談ください。

津田沼
2025/08/23

津田沼で漢方相談|産後に白髪が増える?その理由とケア方法

出産後に白髪が増えるのはなぜ?

「出産後から白髪が気になるようになった」というご相談は珍しくありません。
妊娠中はエストロゲン(女性ホルモン)が高い状態にあり、髪のツヤやコシを保っています。ところが出産後はホルモンが急激に低下し、髪の成長サイクルが乱れやすくなります。

さらに、育児による寝不足・疲労・ストレスは体内に活性酸素を増やし、髪の色を作る色素細胞にダメージを与えることも。そのため「産後に白髪が増えた」と感じる女性が多いのです。

 

中医学で考える「血余」と髪の関係

中医学では、髪は「血余(けつよ=血の余り)」と関係が深いと考えます。
『黄帝内経』には「肝は血を蔵し、その余りは髪となる」とあり、血が充実していれば髪は豊かでツヤやかに育つとされています。

 

出産や授乳で「血」が不足すると(血虚)

・髪がパサつく

・白髪が増える

・抜け毛が多くなる

・肌の乾燥

といった変化が起こりやすくなります。

 

産後の白髪対策にできること

・栄養バランスの良い食事(鉄分・ビタミンB群・たんぱく質)

・できる範囲での睡眠と休養

・ストレスケア(気分転換・周囲のサポート)

加えて、漢方では「血を補う」「気血のめぐりを整える」ことで、髪や肌のケアにつなげていきます。

 

誠心堂薬局 津田沼店の漢方サポート

当店では、お一人おひとりの体質に合わせて、

・出産・授乳で消耗した血を補う

・疲労やストレスで乱れた自律神経を整える

・肝・腎を養って髪や肌を健やかに保つ

といった体質改善を目的とした漢方をご提案しています。

 

「白髪が増えた」「抜け毛が気になる」といった変化も、体からの大切なサインです。
体の土台を整えることで、髪も肌も健やかに保つことができます。

津田沼
2025/08/21

9/6津田沼で妊活漢方をお探しの方へ|40代からの妊活戦略セミナー(録画配信・無料)

「もう年齢的に無理かも…」と思っていませんか?

40代で妊活を始める方が増えている今、「何から始めてよいかわからない」「体質的に難しいかも…」といったお悩みが多く寄せられています。
そんな方のために、 年齢に負けない“妊娠力の育て方” を学べるオンラインセミナーを開催します。

 

今回のテーマは【40代の妊活戦略】。
Zoomで録画配信されるため、ご自宅で気軽に視聴いただけます。

 

セミナー概要

テーマ:40代からの妊活戦略〜年齢に負けない「妊娠力」の育て方を漢方で〜

配信日:2025年9月6日(土)12:30〜13:30(録画配信)

形式:Zoom録画配信(顔出し・名前表示不要)

講師:西野 裕一 先生(誠心堂薬局 代表/薬剤師・鍼灸師・国際中医師)

参加費:無料(要事前予約)

 

セミナーで得られる知識

・40代妊活に必要な体の基礎知識

・「腎」と「お血(おけつ)」から読み解く妊娠力

・パートナーの年齢との関係性

・漢方・鍼灸の可能性と「三焦調整法」の活用

・ご夫婦でできる妊活の見直しポイント

 

このような方におすすめです

・40代でも妊娠をあきらめたくない方

・卵子や子宮の若返りを目指したい方

・不妊治療に行き詰まりを感じている方

・自然な妊娠に向けた体質改善をしたい方

・パートナーと一緒に妊活を見直したい方

 

お申込み・ご相談

参加は無料ですが事前予約が必要です。
詳細・ご予約はホームページにて⇓

2025年9月6日妊活セミナー録画配信「40代からの妊活戦略」|漢方と鍼灸 誠心堂薬局テーマ「40代からの妊活戦略」を今回のために撮りおろし録画配信。30年以上不妊相談に携わってきた漢方の専門家が、「40代からの妊活戦略」についてお話しします。漢方のこと、鍼灸のこと、妊活のためになる生活養生についてお話します。リンクwww.seishin-do.co.jp

 

40代での妊活にお悩みの方へ、安心して妊活に向き合うヒントをお届けできるセミナーです。
あなたの“妊娠力”は、今からでも育てることができます。
ぜひこの機会に、漢方と妊活の可能性を知ってみませんか?

津田沼
2025/08/20

津田沼で漢方相談|体質で考える「糖尿病」~中医学の視点から~

糖尿病とは?

糖尿病は、膵臓から分泌される“インスリン”が十分に働かず、血糖値が高い状態が続く病気です。
進行すると失明・腎不全・神経障害などの合併症につながる可能性があり、四大疾病のひとつとされています。

西洋医学では食事療法・運動療法・薬物療法が中心ですが、中医学では「体質を見極めて根本から整える」ことを大切にしています。

 

中医学での糖尿病「消渇(しょうかつ)」

中医学では糖尿病を「消渇」と呼び、「多飲・多食・多尿」を特徴とし、進行度によって「上消(肺)」「中消(脾胃)」「下消(腎)」に分類します。

・上消(肺):のどが渇いて水を多く飲む

・中消(脾胃):食欲が異常に増すが痩せていく

・下消(腎):尿が多く、体がだるい

といった状態が見られることがあります。

 

体質別にみる糖尿病傾向

糖尿病といっても、体質によって原因や対策は異なります。

・肺燥タイプ:口渇・多飲・空咳 → 白ごま・ゆり根などで潤いを補う

・胃熱タイプ:食べ過ぎ・口臭・便秘 → ゴーヤ・トマト・豆腐などで清熱

・痰湿タイプ:体が重だるい・胃もたれ → はとむぎ・冬瓜で余分な水分をさばく

・腎陰虚タイプ:多尿・ほてり・寝汗 → 黒豆・山芋・牡蠣などで腎を養う

・血瘀タイプ:肩こり・しびれ・シミ → 玉ねぎ・紅花・生姜などで血流改善

このように、体質ごとにオーダーメイドの養生法や漢方処方が有効です。

 

鍼灸でできるサポート

糖尿病の鍼灸治療では、体質や症状に合わせたツボを刺激して全身の巡りを整えます。
疲労軽減・血流改善・合併症予防を目的としたアプローチが可能です。

代表的なツボ:地機・湧泉・腕骨 など

 

今日からできる暮らしの工夫

・適正体重を保つ(肥満予防)

・野菜や魚を中心とした食生活

・過剰な糖質・脂質を控える

・禁煙・ストレス発散

・無理のない運動習慣

 

漢方相談で体質から改善を

糖尿病は「数値」だけでなく、体質や生活習慣の影響を強く受ける病気です。
「疲れが取れない」「食後にだるい」「検診で血糖値が高いと言われた」などのサインが気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

誠心堂薬局 津田沼店では、血流測定や体質チェックを行いながら、お一人おひとりに合わせた改善法をご提案しています。