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津田沼
2026/09/20

【千葉・習志野市】生理前に悪化するニキビを漢方で体質改善|誠心堂薬局 津田沼店

「社会人になってからニキビが繰り返しできるようになり治らない」「生理前になると顎や口周りに赤く痛いニキビが増える」「皮膚科の塗り薬やビタミン剤を試しても根本的に良くならない」といった肌トラブルに悩まされていませんか。

 

ニキビができると外側からのスキンケアや対症療法に意識が向きがちですが、大人の肌トラブルには体の内側のバランスの崩れや生活習慣、体質が深く関わっています。

今回は、生理前に悪化するニキビ、便秘や腸内環境の乱れ、自律神経の不調に着目し、中医学・漢方による体質改善で肌を整えていく考え方とポイントを詳しく解説いたします。

 

 

【大人ニキビ・生理前ニキビの特徴とお悩みの背景】

 

思春期のニキビは皮脂の過剰分泌が主な要因ですが、20代以降に増える大人ニキビは、ホルモンバランスの変動、ストレス、睡眠不足、食生活、胃腸機能の低下などが複雑に絡み合って生じます。

 

実際にご相談に来られる方の多くも、「社会人になって環境が変わり、仕事の忙しさや人間関係のストレスが増えた」「生理の1週間ほど前になるとフェイスラインに炎症を伴うニキビが目立つ」「普段から便秘がちで、便も硬い」といった複数の不調を同時に抱えていらっしゃいます。

ニキビが生理周期や便通の状態、疲労感と連動している場合、肌表面だけの対症療法では一時的に治まっても再び繰り返してしまうケースが少なくありません。根本的な改善を目指すためには、お身体の内側で何が起きているのかを見つめ直すことが大切です。

 

 

【中医学・漢方の視点から見るニキビと体質・生活習慣の関係】

 

中医学では「肌は内臓の鏡」と捉えられます。皮膚の表面に現れる赤みや肌荒れ、過剰な皮脂は、体内の五臓六腑の働きや「気(エネルギー)・血(栄養や血液)・水(潤いや体液)」の巡りが乱れているサインです。大人ニキビ、特に生理前の悪化や便秘を伴うケースでは、主に以下の3つの要因が密接に関係しています。

 

1. 便秘・腸内環境の乱れと肌トラブル(自律神経の乱れや肌荒れの引き金)

便秘によって腸内に便が長期間滞ると、腸内環境が乱れ、全身の巡りや代謝に好ましくない影響を与えます。腸の働きが低下すると血行不良を招きやすくなり、皮膚の正常なターンオーバーが妨げられて毛穴の詰まりや肌荒れ、吹き出物といったトラブルにつながりやすくなります。

さらに近年では「脳腸相関」として広く知られているように、腸と自律神経は互いに密接に影響し合っています。腸内環境が悪化すると自律神経のバランスが崩れやすくなり、緊張状態が続いて血管が収縮し、全身の血流低下やお肌の修復力低下を招きます。また、自律神経の乱れはさらに胃腸の蠕動運動を低下させ、便秘を慢性化させるという悪循環を生み出してしまいます。このように、腸内環境の乱れは単にお腹の張りや不快感にとどまらず、自律神経の失調や頑固な肌荒れを引き起こす大きな要因となるのです。

 

2. ストレスによる「気滞」と「熱」、血流の滞り

日常の緊張やプレッシャー、イライラが続くと、中医学でいう「気」の巡りが滞る「気滞(きたい)」の状態に陥ります。気の巡りが滞ると血流も悪化して皮膚に必要な栄養や潤いが届きにくくなるだけでなく、滞った気が体内で熱(熱感や炎症)を生み出しやすくなります。熱は体の上部へ昇りやすい性質があるため、顔や首元、フェイスラインに熱感がこもり、赤く腫れて痛みを伴うニキビへと悪化してしまうのです。

 

3. ホルモンバランスの波と女性特有の巡り

排卵後から生理前にかけての黄体期は、女性ホルモンの変化によって皮脂分泌が活発になり、むくみや便秘、気分の落ち込みなどが起こりやすい時期です。体内の気血の巡りが健全であればこの揺らぎに柔軟に対応できますが、冷えや血行不良、胃腸の弱りがあるとホルモンの急激な変化に対応できず、生理前の強い肌荒れとして吹き出してしまいます。

 

 

【この症例の体質改善方針】

 

誠心堂薬局 津田沼店では、ニキビという症状だけを見るのではなく、舌の状態や血流、生活リズム、全身のバランスを総合的に確認し、お一人おひとりの体質に合わせたオーダーメイドの漢方をご提案しています。

 

方針の第一は、自然なお通じを促し、腸内環境を整えて全身の巡りをスムーズにする土台を作ることです。腸の調子が整うことで自律神経のバランスが安定しやすくなり、お肌の健やかな生まれ変わりを内側から後押しします。

方針の第二は、過度な緊張を緩めて自律神経を整え、滞った血流を改善して顔まわりにこもった余分な熱を鎮めることです。

方針の第三は、女性ホルモンのリズムを支える力を養い、生理周期に伴う心身の波を穏やかに整えていくことです。

また、漢方薬の服用と並行して、肌のバリア機能を守る天然植物由来成分のスキンケアや、日常の食養生(刺激物や脂っこい食事を控え、食物繊維や水分を適切に補う工夫など)についても丁寧にお伝えし、体の内側と外側の両面からアプローチいたします。

 

 

【焦らずじっくりと取り組む体質改善の経過】

 

内臓の働きやホルモンバランス、肌の生まれ変わりのサイクルは、数日や数週間で急激に変化するものではありません。特に生理周期と連動するニキビや慢性的な便秘は、月ごとの波を観察しながら段階的に整えていく根気強さが大切です。

 

実際に体質改善に取り組まれたお客様も、「まずは毎日スムーズにお通じが出るようになり、お腹の張りが楽になった」「生理前のイライラや気分の浮き沈みが和らいできた」「毎月生理前に必ずできていた顎の大きな赤みニキビが小さくなり、新しいものができにくくなってきた」というように、段階を踏んで変化を実感されていきました。

※漢方薬やスキンケアによる実感や改善の経過には体質により個人差があります。

 

繰り返すニキビや肌荒れは、体からの大切なお知らせです。お悩みの背景にある原因を丁寧に見つめ、体質から見直すことで、トラブルに揺らがない健やかな肌を目指すことができます。

 

誠心堂薬局 津田沼店は、JR津田沼駅南口から徒歩2分、Loharu津田沼の1階にございます。駅近でお買い物やお仕事帰りにも通いやすい立地です。店内では中医学の専門知識を持つスタッフが、お悩みや生活背景、舌の状態などをじっくり伺い、あなたに最適な漢方薬や養生法をご案内いたします。

お電話やホームページの専用フォームより事前のご予約を受け付けております。千葉・津田沼・習志野市周辺で、生理前のニキビ、便秘、肌荒れ、自律神経の乱れにお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、心地よい毎日を取り戻していきましょう。

津田沼
2026/09/12

津田沼で自律神経の乱れ・不安感・動悸の漢方相談|胃腸から体質を整え、心身のバランスが改善した症例

こんにちは。誠心堂薬局 津田沼店です。

「突然、不安な気持ちになる」「動悸や息苦しさが繰り返し起こる」「病院で大きな異常はないと言われたけれど、毎日がつらい」そんなお悩みはありませんか。

自律神経の乱れによる症状は、不安感や動悸だけでなく、胃腸の不調や便秘、睡眠の質の低下など、さまざまな不調を伴うことがあります。

今回は、社会人になってから不安感や動悸、息苦しさを繰り返していた方が、漢方で体質改善に取り組み、心身ともに安定した状態へと変化された症例をご紹介します。

 

ご相談内容|不安感や動悸に加え、胃腸の不調や便秘も続く毎日

ご相談いただいた方は、社会人になってから突然、不安感や動悸が現れるようになりました。

その後も症状を繰り返し、

息苦しさが続く

気分が落ち込みやすい

緊張すると手足に汗をかく

ストレスや寝不足で症状が悪化しやすい

といった状態が続いていました。

さらに、

便秘(45日に1回、硬く出にくい)

お腹の張りやガスが多い

食欲が少なく体重が減ってきた

寝つきが悪く夢をよく見る

疲れやすい 手足の冷えとのぼせ

生理痛や月経前の気分の落ち込み

天候の変化による片頭痛

ニキビができやすい

など、全身にさまざまな不調を抱えておられました。

 

中医学で考えた体質の特徴

詳しくお話を伺い、舌の状態や生活習慣も確認したところ、中医学では、

脾気虚(胃腸の働きが弱り、気血津液を十分に作れない状態)

気滞(ストレスによる気の巡りの停滞)

血虚(心や肝を養う血が不足した状態)

腸内の巡りの停滞による便秘

が重なっていると考えました。

中医学では、「脾(胃腸)」は食べ物から気血津液を作り、全身へ届ける重要な役割を担っています。

胃腸の働きが低下すると、心や肝を十分に養えなくなり、自律神経のバランスが乱れやすくなるため、

不安感

動悸

息苦しさ

睡眠の質の低下

疲れやすさ

などにつながることがあります。

また、便秘によって体内の巡りが滞ることで、不調がさらに悪循環に陥ることも少なくありません。

 

漢方で目指した体質改善

今回の漢方相談では、

まず便秘を改善し、体内の巡りを整える

胃腸(脾)の働きを高め、気血津液をしっかり補う

心と肝を養い、自律神経のバランスを整える

ストレスに負けにくい体づくりを目指す

ことを目標に、その方の体質に合わせた漢方をご提案しました。

症状だけを抑えるのではなく、胃腸から全身のバランスを整えることで、心身ともに安定した状態を目指しました。

 

漢方を続ける中でみられた変化

体質改善を継続する中で、

お通じが整い、お腹の張りやガスが軽減した

胃腸の調子が良くなり、食事が摂りやすくなった

不安感や動悸が起こる頻度が減少した

息苦しさが以前より気にならなくなった

寝つきや睡眠の質が改善し、疲れが残りにくくなった

月経前の不調や片頭痛も以前より軽減した

など、少しずつ全身の調子が安定していきました。

ご本人からも、

「以前より気持ちが落ち着いて過ごせる日が増えた」「体調全体が良くなってきた」

という嬉しいお声をいただいています。

改善の経過や期間には個人差があります。体質によってご提案する漢方は異なります。

 

自律神経の乱れは、胃腸から整えることも大切です

不安感や動悸、息苦しさは、精神的なストレスだけが原因とは限りません。

中医学では、

胃腸(脾)の働き

気血津液の充実

気の巡り

心と肝のバランス

睡眠や生活習慣

など、身体全体の状態を総合的に整えることを大切にしています。

胃腸が元気になることで気血津液が十分に作られ、心身のバランスが整いやすくなり、自律神経の安定にもつながると考えています。

 

津田沼で自律神経の乱れ・不安感・動悸の漢方相談なら誠心堂薬局 津田沼店へ

誠心堂薬局 津田沼店では、不安感や動悸、息苦しさだけでなく、胃腸の不調や便秘、睡眠のお悩み、月経前の不調なども含めて体質を丁寧に確認し、お一人おひとりに合わせた漢方と養生法をご提案しています。

「原因がはっきりしない不調が続いている」「自律神経の乱れを体質から改善したい」「胃腸も整えながら健康を取り戻したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

津田沼
2026/09/07

津田沼で漢方相談|将来への不安や早朝覚醒など「気分の落ち込み」にお悩みの方へ

誠心堂薬局 津田沼店です。

 

今回は、「将来への不安が頭から離れない」「朝早く目が覚めてしまう」「仕事に集中しづらい」といったお悩みから漢方相談にいらした方のケースをもとに、中医学的な考え方と体質改善のポイントについてご紹介します。

 

ご相談に来られたのは、営業職として働かれている方でした。デスクワークから営業職へと仕事内容が大きく変わったことをきっかけに、仕事への不安やプレッシャーが重なり、将来を考えると不安になる、自分に自信を持ちにくい、集中力が続かない、以前のように物事を楽しめない、気分が落ち込みやすい、といった状態が続いていました。

 

心療内科も受診されていましたが、精神安定剤の服用には不安があり、他の方法で整えていくことを希望されていました。また、朝46時頃に目が覚めてしまう、目覚めると不安が巡って再び眠れない、起床時に疲れが残る、首や肩のこりが慢性的にある、会議前になると腹痛が起こる、といった不調も併せてみられていました。

 

中医学では、強いストレスが続くと「肝」の働きが乱れ、自律神経のバランスが崩れやすくなると考えます。さらに、心や脳を養う「陰血」が不足してくると、不安感や気分の落ち込み、集中力の低下、不眠や早朝覚醒といった症状が現れやすくなるとされています。この方の場合は、強いストレスによる肝の失調に加え、陰血不足による心神不安、そして血流の停滞が重なっている体質傾向がみられました。血流の滞りは首肩こりや頭の重さにつながり、心と体の不調を長引かせる一因になると考えられます。

 

そこで、「ストレスで高ぶった神経を落ち着かせながら、陰血を補い、自律神経と血流のバランスを整えていくこと」を目標に、その方の体質に合わせた漢方をご提案しました。同時に、夕方以降のコーヒーなどカフェインの摂取を控えること、タンパク質や野菜を意識して摂ることなど、日々の養生についてもお話ししました。

 

漢方を続けていく中で、まず睡眠の面に変化がみられました。朝早く目が覚めても、以前ほど不安が強くならない、再び眠れる日が増えてきた、起床時の疲労感がやわらいできた、といったお声をいただきました。さらに継続することで、将来への不安にとらわれる時間が減ってきた、仕事中の集中力が以前より続くようになった、気分の波が穏やかになってきた、首肩こりが軽くなってきた、気持ちに少し余裕を持てる日が増えてきた、など、心身の両面で少しずつ前向きな変化がみられるようになりました。

 

ご本人からは、「以前は朝から不安でいっぱいだったが、気持ちを切り替えられる日が増えてきた」「仕事にも少しずつ向き合えるようになってきた」とのお話を伺っています。なお、漢方の体感や変化のあらわれ方・期間には個人差があり、同じような症状でも体質によって用いる漢方薬は異なります。

 

気分の落ち込みや不安感が続くと、「自分の気持ちの問題だから頑張らなければ」と、つい無理を重ねてしまう方も少なくありません。中医学では、自律神経の乱れ、血流の低下、気血津液の不足、睡眠の質の低下など、さまざまな要因が積み重なることで、心の不調としてあらわれてくると考えます。土台となる体質を整えていくことで、心と体の両方が安定しやすくなるケースもみられます。

 

「将来への不安で気分が沈みやすい」「朝早く目が覚めてしまう」「ストレスで心身が疲れている気がする」「気分の落ち込みが続いている」といったお悩みがありましたら、お一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。誠心堂薬局 津田沼店では、お一人おひとりのお話を丁寧に伺いながら、体質に合わせた漢方と生活養生の方法を一緒に考えてまいります。お気軽にお問い合わせください。

 

津田沼
2026/08/26

津田沼で続く胃もたれ・胃痛・下痢にお悩みの方へ 漢方で脾胃を整えた一例

こんにちは、誠心堂薬局 津田沼店です。

 

今回は、胃もたれや胃痛、下痢、食後のお腹の張りなど、胃腸の不調が続いていた方が、漢方による体質改善に取り組み、少しずつ調子が整っていったケースをご紹介します。

 

ご相談時、この方は

・胃もたれ

・胃痛

・げっぷ

・食後の下腹部の膨満感

・ガスが多い

・下痢

といった症状が重なっていました。さらに、疲れやすく冷えやすいという体質的な自覚もありました。

 

お話を伺うと、焼肉やラーメン、から揚げなど油っこく量の多い食事が多く、食後すぐに横になることもしばしばとのことでした。野菜はほとんど摂らず、甘いものや冷たい水を好む習慣もあり、こうした食生活が長く続いたことで、胃腸に負担がかかっている様子がうかがえました。舌を確認すると、淡い色で歯痕があり、舌の奥に厚い白い苔が見られました。

 

中医学では、消化吸収を担う「脾胃」の働きが弱ると、食べ物をうまく処理できず、胃もたれや膨満感、ガス、下痢などにつながると考えます。また、その結果として余分な水分が体内にとどまりやすくなり、「湿」と呼ばれる状態が生じるとされています。今回の方は、もともとの冷えや疲れやすさに加え、油っこい食事や野菜不足、食後すぐの就寝、冷たい飲み物の習慣が重なり、脾胃の働きが弱まり、「湿」がたまりやすい体調になっていたと考えられました。

 

そこで、

・弱っている胃腸(脾胃)を整える

・消化・吸収する力を高める

・余分な「湿」を取り除く

・胃もたれ・膨満感・下痢などのつらさを和らげていく

という方針で、体質に合わせた漢方をご提案しました。同時に、食事内容や食べる時間についても、できる範囲で見直していただきました。

 

漢方の服用を続けながら生活面も意識していただいたところ、胃もたれや胃痛、食後の膨満感が少しずつ落ち着いてきました。ガスの多さや下痢といった消化器症状にも変化がみられ、以前よりも胃腸の調子を気にせず過ごせる日が増えていった印象です。さらに、胃腸の状態が整うにつれて、疲れや冷えといった全身の不調にも良い変化がみられるようになりました。

 

今回のケースでは、胃の症状だけに注目するのではなく、食生活や冷え、体質を含めて「脾胃」を中心に全体を整えていったことが、回復の一助になったと考えています。なお、漢方での改善の経過や期間には個人差があり、同じような胃腸症状でも、体質によってご提案する漢方は異なります。

 

「食後はいつも胃が重い」「食べるとすぐお腹が張る」「下痢やガスを繰り返す」「胃腸が弱くて疲れやすい」といったお悩みが続く場合、食事内容だけでなく、胃腸そのものの働きや冷え、体内の水分バランスを見直してみることも一つの方法といえます。

 

誠心堂薬局 津田沼店では、お一人おひとりの体質や食生活、生活習慣を丁寧に伺い、漢方と養生の両面から体質改善をサポートするよう心がけております。津田沼周辺で胃もたれや胃痛、下痢などの胃腸トラブルが続いてお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

津田沼
2026/08/21

習志野・津田沼で月経前のイライラやPMSが気になる方へ|漢方で体質から見直す考え方

月経前になるとイライラや胸の張り、頭痛、首や肩のこり、食欲が増すなどの不調が強くなる、とご相談くださる方は少なくありません。今回は、40歳女性のご相談例をもとに、中医学における月経前症状(いわゆるPMS)への考え方をご紹介します。

 

この方は、月経前になるとイライラ、胸の張り、頭痛、首・肩こり、食欲増進が目立ち、普段から慢性的な首・肩こりもありました。さらに、冷えると腰痛が出やすく、腰から脚にかけてのだるさや関節の痛み、足の冷えや浮腫みも気になっていたそうです。産後から体調の変化を感じることが増えたこともお話にありました。

 

中医学では、月経前のイライラや胸の張り、頭痛などは「肝」のはたらきと「気」の巡りが関係すると考えます。今回のように月経前に症状が集中する場合、まず肝の気の巡りを整えることを重視します。また、40歳前後という年齢や産後からの体調変化、足の冷え・浮腫み、冷えると腰から下半身に不調が出やすい点から、「腎」のはたらきの低下も一緒に考えました。

 

そのため、肝の気を巡らせて月経前のイライラや胸の張りなどを整えることに加え、腎を補って冷えや腰・下半身のだるさをケアし、さらに血流や水分代謝を整えて浮腫みへも配慮する、という方針で体質に合わせた漢方をご提案しました。

 

漢方を継続しながら体質改善に取り組んでいただいたところ、月経前に感じていたイライラや胸の張り、頭痛などが徐々に落ち着き、以前より月経前を過ごしやすくなってきたと感じられるようになりました。また、冷えや浮腫み、腰から脚にかけてのだるさについても、少しずつ変化がみられました。月経前の症状だけでなく、産後から続いていた体調の変化や冷え、浮腫み、下半身の不調も含めて体質を整えていったことが、この方にとっての改善につながったと考えています。

 

なお、漢方による経過や期間には個人差があり、同じような月経前症状でも体質によってご提案する漢方は変わります。中医学では、症状一つひとつを別々に見るのではなく、月経周期との関係や冷え・浮腫み・疲れやすさなど全身の状態を確認し、その方の体質に合わせて整えていくことを大切にしています。

 

「毎月、生理前になると調子が悪い」「年齢とともにPMSがつらくなってきた」「冷えや浮腫み、腰や下半身の不調も気になる」という方は、体質を見直してみることも一つの方法といえます。

 

誠心堂薬局 津田沼店では、お一人おひとりの体質や生活習慣を丁寧に伺い、漢方と養生の両面から月経前の不調やPMSを含めた体質改善を目指すお手伝いを行っています。月経前のイライラや不調でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。