店舗お知らせ

鍼灸 船橋
2025/08/14

出産アンケート 29歳・鍼灸・漢方・顕微授精

ご出産アンケート

 

お名前(またはイニシャル)S.S

 

担当の先生(漢方) 周先生

 

担当の先生(鍼灸) 上原先生

 

ご出産日 20256

 

出産時のご年齢 29

 

不妊治療期間 1年

漢方鍼灸治療期間 2年

 

治療された病院名 船橋駅前レディースクリニック

【顕微授精】

 

 

 

①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方と誠炎を始められたきっかけはどんなことでしたか?

 

漢方のきっかけ

 

なかなか妊娠しないので体質改善したいと思った。

 

鍼灸のきっかけ

 

体の冷えも改善したいし妊娠できる身体にしたかったから

 

 

②漢方と鍼灸を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?

 

身体が冷えていることが多かった

 

 

③漢方と鍼灸を行って、病院の検査·基礎体温·体調などは、どのような変化がありましたか?

 

鍼灸をして身体の冷えが良くなった。また、基礎体温も安定することが多くなった。

 

 

 

④ 当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?

 

漢方の先生

 

すごくていねいにアドバイスしてくれた。値段の相談も乗ってくれたため継続することができた。

 

鍼灸の先生

 

治療のスケジュールに沿って鍼灸の予定を立ててくれて安心して通うことができた。アドバイスもたくさんしていただけた。

 

 

⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?

 

やっと会えて嬉しかった。緊急帝王切開になったから総合病院で出産してよかった。

 

 

⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。

 

ゴールが見えない治療で辛いこともたくさんあると思いますが出産し子供の顔を見たら今までの苦労がむくわれました。辛いと思いますが応援しています。

 

 

 

鍼灸師より

この方は気力不足で冷えやむくみも出ており、いわゆる「水を飲んでもふとる」というタイプで、気力も低下してしまい休みの日は家からあまり出ない状況。血流を促す力も低下していました。

鍼灸治療としては気血を充実させることでむくみをとり血流改善を促す治療。

治療を続ける事で体の冷えが取れ、浮腫みが減少し、骨盤内血流が改善して元気な卵子や質の良い内膜が作られたと考えられます。

病院の治療もステップアップして顕微授精により無事妊娠出産されました。

鍼灸 船橋
2025/08/12

緊張型頭痛・片頭痛ー繰り返す慢性頭痛に、鍼灸―

――繰り返す慢性頭痛に、鍼灸を――

 

「また頭が痛い…」そんな思いで1日がはじまったり、仕事や家事が手につかなかったり。現代人にとって頭痛は、日常生活の質(QOL)を大きく左右する悩みの一つです。

実際、日本では国民の3人に1人が慢性的な頭痛に悩まされていると言われています。

 

代表的な慢性頭痛には、「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つがあり、これらは“3大慢性頭痛”とも呼ばれ、その中でも特に多いのが「緊張型頭痛」で、デスクワークやスマホの普及により年々増加傾向にあります。

 

 

 

 

緊張型頭痛と片頭痛の特徴

緊張型頭痛は、後頭部や首筋を中心とした鈍い痛みが特徴で、数時間から数日にわたって続いたり、ほぼ毎日感じる方も少なくありません。

仕事中や家事の合間に、ふと「頭が重い」「こめかみがジワジワ痛む」といった感覚に悩まされることがあります。痛み自体は我慢できるレベルでも、積み重なると心身のストレスとなり、日常生活の質を低下させます。

 

一方、片頭痛はズキンズキンと脈打つような激しい痛みが特徴で、片側または両側に出ることが多く、吐き気や光・音への過敏症状を伴うこともあります。症状が強いと、何も手につかず横になるしかないということも。

特に女性に多く、月経周期やストレス、気圧の変化などが誘因ともなります。

 

また、片頭痛と緊張型頭痛が併発するケースもあり、その判断や対応には注意が必要です。頭痛外来で混合型を診断される方も多いです。

 

群発頭痛とその難しさ

「目の奥をえぐられるような痛み」と表現される群発頭痛は、発作的に毎日のように同じ時間に繰り返す激しい痛みが特徴です。痛み止めも効きにくく、治療の中心は予防薬になりますが、根本的な解決が難しいのが実情です。

 

 

 

 

鍼灸ができること

こうした慢性頭痛に対して、鍼灸治療は非常に有効な手段の一つです。爽快館でも、頭痛に悩む多くの方が来院されています。

 

1. 緊張型頭痛へのアプローチ

このタイプの頭痛は、首や肩、背中の筋肉のこりが原因であることが多く、頭部への血流が悪かったり、特に後頚部(首の後ろ)の筋肉が硬くなると、そこを通る神経(後頭神経)が圧迫され、痛みが引き起こされることもあります(後頭神経痛)。

 

鍼灸では、これらの筋肉に対して直接アプローチし、緊張を緩めて血流を改善し、神経への圧迫を軽減。頭痛の頻度や強さを抑えることが可能です。また、単に筋肉の緊張を取るだけでなく、体質的に“コリやすい”“疲れがたまりやすい”といった根本の原因にも働きかけることで症状の改善だけでなく頭痛の起こりにくい体を作っていきます。

 

2. 片頭痛へのアプローチ

片頭痛は、自律神経の乱れが引き金となることが多く、副交感神経が優位になりすぎると血管が拡張し、こめかみ付近にズキズキとした痛みが出ます。

 

鍼灸では、全身のバランスを整えながら自律神経を調整し、過度な血管拡張を抑制。また、東洋医学的には「肝(かん)の気の高ぶり」が関係しているとされ、鍼や灸で「肝」の働きを鎮めることで、症状を緩和していきます。

 

3. 頭痛と体質改善

頭痛は、その日のコンディションやストレスに加え、「冷え」「気虚(エネルギー不足)」「瘀血(血の巡りの滞り)」といった体質的要因が絡んでいることが少なくありません。爽快館の鍼灸治療では、これらの体質も丁寧に見極め、根本から改善していくことを重視しています。

 

 

 

 

鍼灸でQOLを上げる

慢性的な頭痛がなくなると、朝の目覚めが軽くなり、仕事の集中力が増し、気持ちにもゆとりが生まれます。「頭が痛くならないか不安」「また薬を飲まなきゃ」というストレスが減るだけでも、日常生活の質は大きく変わります。

 

頭痛は、「ただの頭痛」と軽く考えず、早めの対応が肝心です。薬に頼る前に、体にやさしい鍼灸という選択肢をぜひ思い出してください。

 

爽快館では、あなたの生活をもっと“爽快”にするためのお手伝いをいたします。お気軽にご相談ください。

鍼灸 船橋
2025/08/05

肩こりにお悩みのあなたへ。やさしく、しっかり整える鍼灸治療のご案内

最近、肩の重さや首のだるさを感じることが増えていませんか?

「首肩が痛い」「動かしにくい」「疲れが取れない」「肩がガチガチで集中できない」「眼精疲労がつらい」

そんなお悩みを抱えてご来院される方が、爽快館にもたくさんいらっしゃいます。

 

肩こりは、もはや“国民病”ともいえる症状です。

長時間のデスクワークやスマホ操作、パソコンの使用など、同じ姿勢を続ける時間が格段に増えています。その上、運動不足やストレスなどが加わることで、体と心のバランスが崩れ肩まわりの筋肉に大きな負担がかかってしまうのです。

 

こうした生活習慣が積み重なると、筋肉の緊張が慢性化し、血流が悪くなって、ますますコリが深くなっていくという悪循環に陥ります。

「休んでも治らない」「マッサージでは一時的にしか楽にならない」

そんな肩こりに困っている方は鍼灸という治療を試してみてください。

 

 

 

 

―鍼灸は怖い?―

鍼灸というと、「ちょっとこわい」「痛そう」「本当に効くの?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。

鍼灸は、国家資格を持った専門の鍼灸師が施術を行う、厚生労働省にも認められた治療法です。世界保健機関(WHO)でも、その効果が認められており、多くの国で健康管理に役立てられています。

 

鍼灸院爽快館では、初めての方でも安心して施術を受けていただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけています。お身体の状態や生活習慣、体質などを詳しくお伺いしたうえで、一人ひとりに合った優しい治療をご提案しています。

 

 

 

 

―鍼灸が肩こりに効く理由―

鍼灸の魅力は、筋肉の深い部分まで直接アプローチできるところにあります。マッサージなどの手技では届きにくい“奥のコリ”に、鍼でしっかりと刺激を与えることで、ガチガチに固まった筋肉をゆるめることができます。

 

また、鍼やお灸の刺激には血流を改善する作用があります。血の巡りが良くなると、筋肉に溜まった老廃物が流れ出し、新鮮な酸素や栄養がしっかり届くようになり、自然とコリや痛みが軽くなっていきます。

 

さらに、鍼灸には自律神経のバランスを整える働きもあります。ストレスや緊張が続くと交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張した状態になります。鍼灸で交感神経と副交感神経のバランスを整えてリラックスモードへと導くことで、心身ともにゆるみ、肩こりの根本的な改善につながるのです。

 

 

 

 

―鍼灸で「肩こりしにくい体」をつくる―

肩こりは単なる筋肉の問題だけでなく、体質や生活習慣とも深く関係しています。

中医学では、肩こりの原因を「おけつ(血の滞り)」「痰湿(余分な水分や老廃物)」「気血不足(エネルギーや血液の不足)」などとして捉え、それぞれに合った治療を行います。

 

鍼灸治療を継続することで、こうした体質も改善していきます。

長くかかって作られた体質は改善するのに時間はかかりますがちゃんと変化していきますよ。ただし、それと同時に運動や食事などの生活習慣を見直すことで心身への負担を減らすことも大事です。

 

 

 

 

―爽快館がめざす治療と養生、そして10年後の健康―

私たち鍼灸院爽快館では、ただ肩こりを治すだけではなく、「こころ」と「からだ」の両面から不調に寄り添うことを大切にしています。日々の忙しさやストレスの中で、つい後回しにしてしまいがちなご自身のケア。そんなあなたが、ふっと肩の力を抜いてリラックスできる場所でありたいと願っています。また、体質を改善し生活習慣を見直すことで10年後もより元気な自分でいられることを応援しています。

 

「鍼灸って初めてで不安…」という方も、ぜひ一度ご相談ください。確かな技術で、あなたの肩こりと健康に真摯に向き合います。

肩こりのない健やかな毎日を。

あなたの健康づくりを、鍼灸院爽快館が丁寧にサポートいたします。

鍼灸 船橋
2025/07/31

8月薬膳レシピ  夏バテ知らずの体を作る!薬膳で“暑熱”に負けないからだへ

強い日差しとムシムシとした湿気に、体がだるくて食欲がない…。そんな夏の不調にお悩みではありませんか?

7月からすでに夏バテの症状が出ている方がいます。

今年は早い!!

 

この時期の体調不良は、単なる「暑さ」だけではなく、中医学では“暑熱(しょねつ)”によって「気」や「津液(しんえき=体の水分)」が消耗されることが原因と考えられています。

 

特に夏は汗をかくことで体内の水分やエネルギーが失われ、胃腸も弱りやすくなります。

気随液脱(きずいえきだつ)という言葉があります。大量の汗は一緒に大量の気を消耗してしまいます。

その結果、食欲不振・疲労感・のぼせ・めまい・不眠などの不調が出やすくなるのです。

 

 

そんな夏を元気に過ごすためにおすすめなのが、「薬膳」の考え方を取り入れた季節の食事。

今回は、暑さによって消耗しがちな“気”と“潤い”を補い、胃腸にもやさしい2つの夏の薬膳レシピをご紹介します。

 

 

 

レシピ① 夏の薬膳ラタトゥイユ

〜夏野菜と豚肉で、潤いとエネルギーをしっかりチャージ〜

 

豚肉には「気」と「血」を補う働きがあり、特に夏の疲労回復にはぴったりの食材。また、冬瓜やズッキーニ、トマトといった夏野菜には“体の余分な熱や水分”を取り除く効果があるとされ、薬膳的にも理にかなった組み合わせです。

 

材料(23人分)

豚ロース切り身:260g

塩:2つまみ

片栗粉:大匙

冬瓜:200g(皮をむいて2cm角)

ズッキーニ:1本(200g)2cm幅のイチョウ切り

玉ねぎ:1個(200g)

トマト1缶(カットタイプ):400ml

プルーン(種なし):4粒

酒:大さじ2

砂糖:大さじ1/2

塩:小さじ1

油:適量

 

1.豚ロース肉は2cm幅に切り、塩2つまみをふってなじませ、片栗粉をまぶす。

 

2.鍋に油を熱し、①の豚肉を焼き色がつくまで炒め、一度取り出す。

 

3.同じ鍋に冬瓜、ズッキーニ、玉ねぎ、水大さじ3(分量外)を加えて蓋をし、強めの中火で約4分蒸し煮をする。

 

4.蓋を開けて酒を加え、アルコール分をしっかり飛ばす。

 

5.アルコールが飛んだら、トマト缶、プルーン、砂糖、塩を加え、②の豚肉を戻す。蓋をして中火にかけ、沸騰したら

弱火にして時々混ぜながら12分煮込む。

 

6.豆苗を上にのせ3分蒸す(豆苗がしんなりしたらOK)。豆苗は一旦取り出す。

 

7.火を止めて器に盛りつけ、⑥の豆苗をのせて完成!

 

 

 

ポイント

ラタトゥイユは常温〜冷たくしてもおいしく食べられるため、夏の食欲がないときにもおすすめ。冬瓜は利尿作用があり、体にこもった熱やむくみを改善する働きもあります。

 

 

  

レシピ② お豆腐白玉のパイナップルポンチ

〜胃腸にやさしい白玉と熱を冷ますフルーツを組み合わせた夏の暑さをア労わるデザート〜

 

白玉粉に豆腐を混ぜて作る「豆腐白玉」は、もちもちなのに消化にやさしく、胃腸が疲れやすい夏にもぴったり。さらに、パイナップルやスイカといった夏のフルーツには、体にこもった熱を冷まし、潤いを与える働きがあります。

 

材料(23人分)

白玉粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60g

充填豆腐(滑らかタイプ)・・・・・・・・60g

パイナップルジュース(100%)・・・200cc

パイナップル・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量(生または缶詰)

→食べやすい大きさに切る

スイカ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

→種を取って一口大に切る

 

 

1.ボウルに白玉粉と豆腐を入れ、手でよくこねてひとまとまりにする。耳たぶくらいのやわらかさを目安に。

硬いときは豆腐か水を少量加えて調整。

 

2.生地を12等分して一口大に丸め、真ん中を軽くへこませる(火が通りやすくなる)

 

3.たっぷりのお湯で②を茹で、白玉が浮いてきたらさらに12分茹でて、冷水にとって冷やし、水気を切る。

 

4.器に白玉を盛りつけ、パイナップル、スイカをのせる。上からパイナップルジュースを注ぎ、お好みでミント

やローズマリーを飾って完成。

 

ポイント

豆腐の入った白玉は冷やしても固くなりにくく、なめらかな食感が特徴。豆腐は中医学的にも「清熱生津(=熱を冷まし、潤す)」食材。パイナップルも「消化を助け、熱を冷ます」優秀な夏の果物です。

 

 

平性‥‥‥‥‥パイナップル/プルーン/マンゴー

涼性‥‥‥‥‥いちじく//マンゴー/りんご/豆腐/大根/チンゲンサイ/冬瓜/ココナッツウォーター

ヨーグルト/緑茶

微寒性‥‥‥‥トマト

寒性‥‥‥‥‥スイカ/バナナ//はまぐり/ズッキーニ/きゅうり/桑の実/柿の葉

 

 

 

夏の薬膳は「気・潤い・胃腸」がポイント

薬膳では、夏の不調対策として「気を補う」「体を潤す」「胃腸をいたわる」ことが重要とされています。今回の2品はそのすべてを満たす、夏にぴったりの組み合わせ。冷たいものや刺激物に偏りがちなこの季節だからこそ、薬膳的な“整える食事”を意識してみませんか?

 

また、薬膳は「養生(=未病を防ぐ)」の知恵でもあります。鍼灸や漢方とあわせて取り入れることで、体の巡りが整い、夏バテしにくい体づくりにつながっていきます。

 

養生のヒントは身近な食材から

「薬膳」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、今回ご紹介したように、スーパーで手に入る食材で気軽に始められます。大切なのは、体の声に耳を傾けること。そして季節と調和した食事を取り入れることです。

 

爽快館船橋店では、体質や季節に合わせた食養生のアドバイスも行っております。「何を食べたらいいのか分からない」「夏の疲れが抜けない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸と食で、元気な夏をサポートいたします。

鍼灸 船橋
2025/07/24

【7月コラム⑤】アトピー性皮膚炎に鍼灸治療という選択肢を

アトピー性皮膚炎にお悩みの方は多いです。以前よりも良い西洋薬が増えましたが、それでもうまくコントロールできない方が多いのも事実です。

 

アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に現れ、増悪(悪化)と寛解(落ち着く状態)を繰り返す皮膚疾患です。発症や悪化にはアレルギー反応だけでなく、「掻いてしまうこと」や「ストレス」など、非アレルギー性の要因も深く関与しています。

 

さらに、アトピーの肌は皮膚のバリア機能が低下しており、乾燥しやすく、肌内部のセラミド(潤いを保つ成分)が減少している状態です。そのため、外からの刺激に対してとても敏感であり、ちょっとしたことがきっかけで炎症が悪化することも少なくありません。

そんなバリア機能が低下している状態で掻きむしってしまうとさらに皮膚のバリア機能が壊れていきます。

 

アトピー性皮膚炎の治療は、

①原因・悪化因子の特定と対策

②スキンケア

③薬物療法

の三本柱で進めるのが基本です。病院での診療を中心に、皮膚を清潔に保つスキンケアや、保湿による乾燥対策、症状に応じた外用薬や内服薬を用いた治療が行われています。

 

しかし、それでもなかなか症状が改善しない、薬だけに頼りたくない、もっと自分の体質から整えていきたい——という方は鍼灸を試してください。

 

 

 

 

鍼灸でできること その1:かゆみの閾値を上げる

かゆみというのは、とても曖昧で主観的な感覚です。少しの刺激で強いかゆみを感じてしまう方もいれば、ある程度の刺激があっても我慢できる方もいます。

 

鍼灸で皮膚を刺激することで皮膚のかゆみを感じる閾値を一時的に上げることで痒みを感じにくくすることができます。かゆみの感じにくくすることで掻きむしりを減らし皮膚へのダメージを軽減します。

痒みがゼロにはならないのと一時的な効果なので繰り返し治療を行う必要はあります。

 

 

 

 

鍼灸でできること その2:体質に合わせたアプローチ

アトピーと一口に言っても、ジュクジュクとした湿潤タイプの方もいれば、カサカサしてひび割れしやすい乾燥タイプの方もいらっしゃいます。当院では、中医学の視点から体質を見極め、それぞれに合わせたツボへのアプローチを行っています。

 

例えば、

 

乾燥タイプの方には:「血(けつ)」を補って潤いを与える働きがある

三陰交(さんいんこう)

血海(けっかい)

 

ジュクジュクタイプの方には:「湿(しつ)」を取り除く作用がある

陰陵泉(いんりょうせん)

豊隆(ほうりゅう)

 

これらのツボを使いながら、その方の体質や体調に応じて施術を行うことで、肌が過敏に反応しないような“内側から整った体”を目指します。

 

こちらは皮膚の閾値を上げる治療とは違い、一回一回の変化はわかりにくいのですが体を徐々に変えていきます。

また、季節に応じて変化する皮膚の状況を中長期的にケアしていきます。

 

 

 

鍼灸でできること その3:ターンオーバーの乱れを整える

アトピー性皮膚炎の方の皮膚では、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのサイクル)が早まり、未熟な角質細胞が表面に現れることで乾燥や炎症が起こりやすくなっています。鍼灸は、血流の促進やホルモンバランスの調整を通じて、肌の代謝リズムを整えるサポートをします。

 

皮膚が本来持つ再生力を引き出し、正常なターンオーバーを促すことで、しっとりと潤った健康な角質細胞を育てていきます。

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎は、もちろん完治できればそれに越したことはありませんが、実際は完治を目指すというよりも、「症状とうまく付き合い、生活の質を上げていくこと」が大切な疾患です。

鍼灸治療は、その波を緩やかにし、「調子の良い期間(寛解期)」を長く保つことを目的としています。

一喜一憂せずに付き合っていくことが大切です。

 

 

 

 

薬では届かない部分にアプローチし、体質そのものから変えていく鍼灸治療。お肌に悩みを抱える方は、ぜひ一度鍼灸院爽快館船橋店で鍼灸治療を受けてみてください。

肌も心も、もっと穏やかに過ごせるようしっかりとサポートさせていただきます。