
店舗お知らせ
- 池袋
- 2025/06/27
【症例ブログ】多嚢胞性卵巣症候群の既往を持つ30歳女性の妊活相談
こんにちは。漢方相談員の三谷長人です。
今日は、30歳の女性で、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の既往がある方の妊活相談についてお話しします。
不妊の相談というのは、とてもデリケートなテーマです。誰にも言えない不安や孤独を抱えて来局される方も多いです。この方の相談も、私自身いろいろな思いを抱きながら対応したケースでした。
⸻
■初回相談
初めてお話を伺ったとき、この方は人工授精(AIH)を2回受けたものの妊娠には至らず、少し疲れた表情をされていました。
「もし次もダメなら体外受精を」とクリニックで言われているけれど、採卵が怖くてどうしても決心がつかない、と打ち明けてくださいました。
本当は、可能なら人工授精で妊娠したいという強い思いがあるのです。その気持ちが、言葉の端々ににじんでいました。
月経周期は30日と安定していましたが、生理痛や血塊があり、肩こりやイライラすると首や指をかきむしってしまう症状もありました。妊活が思うように進まない不安からか、常に肩に力が入っているようでした。
脈をみると沈細弱。舌は淡白で白苔があり、舌下静脈はやや怒張していました。
これらの所見から、私は血(けつ)が巡りにくく、気の流れも滞りがちな「気血両虚」や「気滞血瘀」の体質を疑いました。また、淡白な舌は体全体のエネルギーが弱っているサインとも取れます。
まずは血行を改善し、心身の緊張を和らげることを目標に、芎帰調血飲第一加減を中心に、加味逍遙散料加川芎地黄、女貞子、旱蓮草、丹参を組み合わせてお渡ししました。
⸻
■PCOSに対する漢方の視点
ここで、少し私の考えをお話ししておきたいと思います。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、現代医学でいうと排卵がうまくいかない病気ですが、漢方では「本虚標実(体質の弱さ+滞り)」で考えます。
今回ご相談くださった方もそうですが、PCOSの方には次のような特徴がよく見られます:
• 血の巡りが悪い(血瘀)
→ 生理に血塊が混じったり、肩こりが強いのは、血が滞っているサインです。血流が悪いと、卵巣や子宮の働きが落ちやすいんです。
• ストレスで気が滞る(気滞)
→ 妊活のプレッシャーなどで気の流れが滞ると、ホルモンバランスも乱れやすくなります。首や指をかきむしってしまうのも、気滞の影響が考えられます。
• 体の土台の弱さ(気血両虚や腎虚)
→ 舌が淡く脈が細いのは、体を養う「血」や、生殖力の元になる「腎」の力が不足しているサインです。これがあると卵の育ちも不安定になります。
⸻
漢方で大事にしていること
今回の方のようなPCOSのケースでは、私は次の3つを特に重視しています:
1. 血流を良くすること
→ 卵巣への血の巡りを整えて、卵の発育や子宮環境をサポートします。
2. ストレスをやわらげること
→ 気の巡りを良くして、自律神経やホルモンのバランスを整えます。
3. 体を養う力を補うこと
→ 気や血、腎を補うことで、卵巣の働きを後押しします。
⸻
■2回目相談
初回の漢方は問題なく飲めたとのことで安心しました。こうして小さな前進を確認できるのは、私にとっても励みです。
ただ、肩こりやイライラによる指の掻きむしりはまだ続き、右肩が特につらいと話されました。「朝起きるのがとてもだるい」という言葉が印象に残りました。
ご主人も精液量や運動率に課題があり、お二人とも頑張っているのに結果が出ないことへの戸惑いを感じました。
舌の血色は前回より少し良くなり、脈も沈が改善し細でした。この変化を見て、「少しずつ血の巡りが良くなりつつあるかな」と思いましたが、細い脈からはやはり気血不足が完全には回復していない印象でした。
前回お渡ししたものに加えて、黄耆、鶏血藤、葛根を加えて、気の巡りと血の生成を後押しする形にしました。
⸻
■3回目相談
この方は3回目のAIHを受けられました。ご主人の精子状態も今回は良かったと話され、少し明るい表情を見せてくださいました。
しかし、暑いときやストレスがかかると、相変わらず首や指を掻きむしる症状が続いていました。こうした皮膚症状は、気の巡りが滞り、内に熱がこもりやすい「肝気鬱熱」の可能性も感じさせます。
舌は白苔が目立ち、舌下静脈はやや怒張していました。脈は力が出てきたものの細く、滑はなく、まだ潤いが十分とはいえない様子でした。
体が元気を取り戻しつつあるけれど、内側の気血のアンバランスは残っていると感じました。
この日は、芎帰調血飲第一加減をベースに、十全大補湯、黄耆、続断、杜仲を組み合わせてお渡ししました。
⸻
■4回目相談
残念ながら、3回目のAIHも陰性でした。
「またダメでした」と、肩を落として話されるその声が、とても小さくて、私も胸が痛くなりました。
月経は痛みはありませんでしたが、血塊があり、体の中でまだ血が滞っている印象がありました。右肩のこりが強く、眠りの質も落ちてきた様子。左脈が右より弱いのも、気血の巡りが片寄っているサインに感じました。
私は、「もし次も陰性なら体外受精を考えるのも一つの選択肢」とお伝えしましたが、ご本人はまだその決断がつかないご様子でした。その迷いは当然だと思います。未来が見えない不安は、とても大きなものです。
ご主人も六味丸を入手され、夫婦で飲み始めておられました。
この日は、葛根湯加川芎辛夷、芎帰調血飲第一加減、加味逍遙散料加川芎地黄、続断、杜仲、鶏血藤を組み合わせました。
⸻
■5回目相談
4回目のAIHは陰性で、次のAIHを控えているとのことでした。
ここで少し嬉しい変化がありました。前回お渡しした葛根湯加川芎辛夷が効き、「肩こりがすごく楽になった」と笑顔で話してくださいました。不安感も少し減り、指の傷も減ってきたとのこと。この笑顔を見られた瞬間が、私にとっては何よりの喜びです。
ただ、足の冷えがまだあり、特に夜に強く感じるとのことでした。冷えは腎陽の弱りや血行の滞りを示す場合もあり、注意が必要です。
ご主人は多汗傾向で、布団の中で全身に汗をかくとのこと。六味丸を1日2回飲むようお伝えしました。
舌は白苔があり、冷えのサインが残っていましたが、脈は左が弦で、まだ気の張りが感じられました。
この日は、葛根湯加川芎辛夷、芎帰調血飲第一加減、続断、杜仲、牛膝、莪朮を組み合わせました。
⸻
■6回目相談
とても嬉しい報告がありました。
AIH5回目の結果、妊娠検査薬で陽性が確認できたとのこと!
「本当にびっくりしました」と、少し震えるような声で教えてくださり、私も胸がいっぱいになりました。
吐き気や気持ち悪さはなく、肩こりもなく、心も安定していると話されました。「普段ならイライラすることも受け流せる」と笑顔を見せてくださり、その笑顔にこちらも救われる思いでした。
ただ、資格試験の勉強中で眠気が強く、指を掻きむしってしまうことがあるとのことでした。妊娠期も体と心は揺らぎやすく、油断できないなと感じました。
ご主人は「妊娠したから漢方はやめた方がいい」とおっしゃっていたそうですが、ご本人は血流を保ちたいと希望され、つわりや妊娠糖尿病、産後のことも含めて今後の方針を話しました。
この日は芎帰調血飲第一加減、続断、杜仲、牛膝、莪朮を組み合わせてお渡ししました。
⸻
■7回目相談
妊娠が進み、胎嚢が確認できたとの報告がありました。
ところがつわりが強くなり、固形物が食べられず、水やゼリーで過ごしている状況でした。「前回の薬はほとんど飲めなくて…」と申し訳なさそうに話されましたが、つわりのときは無理しないことが一番だとお伝えしました。
脈はやや細滑。潤いは少し出てきたものの、体力が落ちやすい時期だと感じました。
この日は、芎帰調血飲第一加減、続断、杜仲、牛膝、莪朮をお渡ししました。
⸻
■8回目相談
心拍も確認でき、妊娠7週とのことでした。
「つわりで辛くて、今日のお昼もカレーパンしか食べられなくて…。帰ってから一度吐いたらちょっと楽になりました」と話されました。ご主人がすぐ袋を持ってきて助かったというエピソードを聞き、夫婦で支え合っている姿に胸が熱くなりました。
年末の風邪を引きずっているのか白痰が出ているとのことで、夏野菜を生で食べるのは体を冷やすため、温かい料理と一緒に食べるようお伝えしました。
次回は医師と相談しながら、漢方再開の時期を探ることになりました。
脈は滑細、舌は苔が目立ちました。冷えと潤い不足が入り混じる状態を感じました。
この日は組み合わせのご提案はしませんでした。
⸻
■9回目相談
妊娠13週、経過は順調とのことでした。
つわりはだいぶ落ち着いてきたものの、1日1回嘔吐が残っており、食べたいものが日々変わるとのこと。「最近はカロリーメイトとか、菓子パンばかり食べちゃうんです」と苦笑いされていました。
主治医から医薬品服用を控えるよう言われたとのことで、今回で漢方は一旦終了となりました。出産後のアンケートについてもお話しし、笑顔で相談を終えました。
脈は滑で、舌はやや胖大。血の巡りは安定してきたものの、まだ妊娠による水分代謝の変動を感じる所見でした。
⸻
この方は、たくさんの不安や迷いを抱えながらも、一歩ずつ進んでくださいました。
妊活は結果ばかりが注目されがちですが、その過程には涙も、笑顔も、たくさんの物語があります。私はその一つ一つを大切にしていきたいと思っています。
漢方は魔法ではありませんが、体と心に寄り添いながら歩む道を一緒に探すことはできます。もし同じように妊活で悩んでいる方がいたら、どうか一人で抱え込まずに、話してほしいと思います。
三谷長人 (薬剤師・国際中医専門員 誠心堂薬局 池袋店店長)
- 池袋
- 2025/06/26
【症例ブログ】何度移植しても着床しないとき、漢方はどう考えるか――「着床障害」に向き合った一人の女性のケースから
不妊治療において、「移植はうまくいくのに、なぜか着床しない」というご相談は、少なくありません。
病院での検査では特に大きな異常は見つからない。
ホルモンも問題ない、卵も育つ、でも、何度戻しても陰性──。
今回ご紹介するのは、30代後半で7回目の胚移植にしてようやく陽性が出た女性のケースです。
初めて相談にいらしたとき、「体がついていっていない感じがする」と、ポツリと漏らされた言葉が印象的でした。
⸻
◆「原因がないこと」が、悩みを深くする
この方は、すでに5回の胚移植を経験済み。
しかも、凍結胚は複数あり、グレードも悪くない。
採卵でも10個以上取れているとのことで、数字だけ見れば“順調”に見える状況でした。
しかし、何度戻しても着床しない。
病院では「次はスクラッチをしてみましょう」とか、「内膜はちょっと薄めですね」と言われたものの、明確な原因が見つからず、次第に“なぜうまくいかないのか”がわからないまま、治療が続いていました。
⸻
◆漢方で見えてきた「体の声」
初めての相談では、体のあちこちにサインが出ていました。
• 朝のだるさが強く、朝食はほとんど食べられない
• 睡眠が浅く、夢を多く見る
• 足は冷えるが、日中はほてる
• 採卵の影響か、体がずっと熱っぽい
• 子宮内膜が5mm程度と薄い
こういった症状から、「補うべきものが補われていない」「循環が悪く、熱がこもっている」状態だと考えました。
漢方では、これを気血両虚+瘀血(きけつりょうきょ+おけつ)、
つまり「体を支えるエネルギーと血が足りないうえに、血流が滞っている」と捉えます。
着床とは、「受精卵が子宮内膜というベッドに着地し、根を下ろす」という生命のプロセスです。
体の力が足りず、ベッド(子宮内膜)が薄く、血流も悪ければ、当然着床は難しくなります。
⸻
◆“着床できる体”を作る、という視点
この方にはまず、「補う」ことを中心に据えた漢方薬を選びました。
• 杞菊地黄丸:体の根っこ(腎)を養い、目や頭の疲れ、冷え・ほてりのバランスを取る
• 女貞子・旱蓮草:血を補い、ホルモンバランスの土台を整える
• 青皮:気の滞りを取り除き、ストレスによる緊張を和らげる
• 輝精水:全体の体力と栄養を補い、妊娠の基礎体力をつける
この漢方設計は、「からだの力を取り戻し、着床できる環境を整える」という狙いで組み立てました。
⸻
◆そして、7回目の移植で陽性
6回目の移植は2個胚を戻しましたが、残念ながら陰性。
しかし、体調は確実に整ってきていると感じていたので、方針は変えず、処方を微調整していきました。
そして迎えた7回目の移植。今回も2個胚を戻し、妊娠判定は陽性。胎嚢も確認できました。
妊娠後は、妊娠を維持する力(安胎)を意識した処方に切り替え、体をゆるやかに支える内容へと移行しています。
⸻
◆着床障害に対して、漢方ができること
着床障害には、さまざまな原因が関係します。
• 子宮内膜が薄い
• 睡眠の質が悪い
• ストレスでホルモンが乱れている
• 体が冷えて血流が悪い
• 排卵や月経のリズムが安定していない
• エネルギーや栄養の不足で「妊娠に使える力」が足りていない
これらは一つ一つは小さな不調に見えるかもしれませんが、重なると「妊娠できる体の準備」が整わないのです。
漢方は、こうした体の“背景のズレ”に注目し、「足りないものを補い、滞っているものを巡らせ、支える力を取り戻す」ことを目的に組み立てていきます。
⸻
◆“理由のない陰性”に悩む方へ
「もう何度も戻しているのに、どうして…」
そんなふうに感じている方へ。
病院の数値や検査でわからない“体の声”を聞き取るのが、漢方の強みです。
今のあなたの体が、妊娠に向けて十分な準備ができているのか。
それを見直し、一歩ずつ整えていくことで、結果が変わってくることは少なくありません。
今回の方も、体調が整い、7回目で妊娠されました。
「着床しないのは、もう運なのかな」と思い始めていた時期でしたが、体を変えることで流れが変わったのです。
もしあなたも、いま同じような悩みを抱えているなら。
一度、体の声に耳を傾けてみてください。
漢方がそのお手伝いをできるかもしれません。
—三谷長人(薬剤師・国際中医専門員 誠心堂薬局 池袋店店長)
他の体験談もnoteで公開しています!
- 池袋
- 2025/06/25
【症例ブログ】「原因がわからない不調」に出会ったとき 〜ある夏の一件から〜
先日ご相談に来られたのは、働き盛りの女性の方でした。
「ここ最近、体がずっとしんどくて」と。主訴は、倦怠感、太ももや膝の筋肉痛、そして下痢。
症状が出始めたのは夏の終わり頃とのことでした。
⸻
◆「検査では何も出ないけれど…」という話
まず印象に残ったのは、医療機関で相当詳しく調べておられたこと。
リウマチを疑われての関節検査、婦人科、乳腺、肝臓、腎臓……一通りの除外診断を受けたけれど、「特に異常は見つからなかった」と。
唯一、肝臓に小さな結節があると言われたものの、経過観察になったそうです。
ただ、検査結果がどうであれ、ご本人は「今のこのつらさ」を感じているわけで、それが現場で相談を受ける我々としては一番大事なところだと、私はいつも思っています。
⸻
◆症状の現れ方から浮かび上がる「リズムの崩れ」
細かく話を伺っていく中で、あることが見えてきました。
• 午前中はまだ元気だが、午後になると体が重くなり、痛みが出てくる
• 食欲がわかず、無理に食べると下痢をする
• 夢が多く眠りが浅い
• 子育て・仕事・家事で、休む暇がない
この「午前は動けて午後から落ちてくる」「疲れがピークになると下痢」「精神的にも常に気を張っている」というパターンは、私の中では真っ先に肝血不足と肝脾不和が浮かびました。
⸻
◆肝血不足という見立て
漢方では「肝は血を蔵す」といいます。肝には血を貯めておき、必要なときに筋肉や目、情緒の安定などに振り分ける役目があります。
今回の方のように、責任ある仕事と育児を両立し、気を張り続けている生活が長くなると、そのストックである“肝血”がどんどん消耗していく。
肝血が不足してくると、筋肉がうまく滋養されず、関節痛や筋肉のだるさ、場合によってはしびれが出てきます。
また、肝と脾(胃腸)は互いに影響し合う関係にあるので、肝の機能が乱れることで、脾胃が抑えつけられ、食欲低下や下痢といった消化器症状も起こりやすくなります。
⸻
◆なぜこの処方にしたか?
今回は以下の2つを軸に考えました。
• 肝血を補う:これは身体の根本的な“潤い”と“栄養”を補うこと。
• 肝の緊張をゆるめる(疏肝:そかん):ストレスによる気の滞りを取り除くこと。
具体的な処方としては:
• 婦宝当帰膠B:当帰を中心とした補血薬で、血を補い、月経や気血のバランスを整える
• 煎じ薬(加味逍遙散料加川芎地黄・加味帰脾湯・黄耆・香附子):加味逍遙散は肝の気を整える基本薬。そこに肝血補充の川芎・地黄、脾を補う帰脾湯系、気を補う黄耆、気滞を流す香附子を組み合わせ、肝脾両方を整える構成にしました。
処方の意図は、“潤す・流す・支える”の3つの方向をきちんと押さえること。
肝血不足に由来する全身症状と、ストレスによる肝の気滞、それに伴う胃腸の弱りを一度に立て直すイメージです。
⸻
◆そして3週間後の変化
再来局されたときの表情が、まず違いました。
以前は顔色が青白く、声にも力がなかったのが、今回はほんのり頬が赤くなり、声にも張りが出ていました。
具体的には:
• 「食べるとすぐ下痢していたのが、全くなくなりました」
• 「太もものズキズキした痛みがほとんど消えた」
• 「仕事の集中力が戻ってきて、残業もなんとかこなせてます」
• 「友達に“元気そうになったね”って言われて嬉しかったです」
こういうときは、私たち相談員も本当にうれしくなります。
体が変わると、表情も言葉も変わってくる。それは数字では測れない大切な指標だと、常々思っています。
⸻
◆“肝血”は大事な燃料です
この方のケースを通じて、あらためて感じたのは、肝血という存在の重要さです。
肝血は筋肉、目、情緒、月経、妊娠…さまざまなところに影響します。
現代は、気を張り続けて走り抜けている人が多く、知らないうちに肝血が枯渇している方が少なくありません。
• 夕方になると体が動かなくなる
• 食べてもお腹を壊しやすい
• 眠りが浅い、夢が多い
• 生理が乱れる、不妊で悩んでいる
そんな方は、もしかすると体の“燃料”が足りていないのかもしれません。
⸻
「疲れが取れない」「でも病院では異常がない」——そんな声をよく聞きます。
そういう時こそ、漢方的な視点で“体全体のリズム”を見直すことが、とても役立ちます。
同じような悩みを持つ方の参考になればと、今回のケースをご紹介させていただきました。
また次の相談室で、誰かの“変化のきっかけ”を一緒に探せたらと思っています。
—三谷長人(薬剤師・国際中医専門員 誠心堂薬局 池袋店店長)
他の体験談もnoteで公開しています!
- 池袋
- 2025/03/11
生理不順とPCOSだったが、無事に自然妊娠!!
誠心堂で漢方薬を服用し、ご出産された方のアンケートをご紹介いたします。
【M・S様・32歳・漢方服用期間:6ヶ月】
*************
①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?
スムーズに妊活を進めたいと思い来店
②漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?
手足の冷えやのぼせ
③漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?
冷えは少し良くなり、長めの生理周期が整い短くなってきました
④当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?
毎回丁寧に話を聞いてくれて安心感がありました。
話を聞いてもらうことで、自分でも普段より体調の変化や身体の状態に意識を向けるようになりました。
⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?
一度流産したこともあり、無事に元気な子が生まれてきた時には心底ほっとしました。
⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。
頑張る皆さまの努力が報われますよう
お祈りいたします!
*************
【スタッフコメント】
生理不順で基本40~60日だったSさん。
自然妊娠がダメならステップアップも考えながらも漢方飲んで周期が安定し自然妊娠。
冷えや肩こり、首コリもあって体質的には血流の悪いタイプでした。
妊娠がわかった後も、安定期まではしっかりと漢方薬を選びながら赤ちゃんや母体を安定させることに。
出産まできちんとお手伝いすることができました。
- 池袋
- 2025/02/14
★不安定な排卵...生理不順を乗り越え自然妊娠!ご出産アンケート★【第一子・自然妊娠・31歳】
誠心堂で漢方薬を服用し、ご出産された方のアンケートをご紹介いたします。
【S様・31歳・漢方服用期間:4ヶ月】
*************
①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?
少しでも体を整えて早めに妊娠したかったからです。
②漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?
頭痛もちなので天気に左右されること。
生理不順、足の冷え
③漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?
今までなおらなかった頭痛がどんどんよくなりました。
④当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?
話をしっかりきいてくれるので、相談しやすかったです。
⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?
人生で一番大変でしたが、うれしかったです。
それと同じくらい不安もありました。
⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。
体質改善が妊娠するには大事だと思います。
みなさまの努力が報われますように。
*************
【スタッフコメント】
もともと生理不順でピルを服用していたSさん。
妊活のためにピルの服用をやめ、始めは排卵がはっきりしなかったのが不安定ながらも排卵検査薬で反応が出るようになり妊娠。
冷えや頭痛もあって体質的には血流の悪さやむくみ(水の代謝)が気になるタイプでした。
妊娠がわかった後も、漢方薬を選びながら赤ちゃんや母体を安定させることに。
以前より悩まされていた片頭痛もあまり起きなくなり、出産まできちんとお手伝いすることができました。