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池袋
2025/06/26

【症例ブログ】何度移植しても着床しないとき、漢方はどう考えるか――「着床障害」に向き合った一人の女性のケースから

不妊治療において、「移植はうまくいくのに、なぜか着床しない」というご相談は、少なくありません。

 

病院での検査では特に大きな異常は見つからない。

 

ホルモンも問題ない、卵も育つ、でも、何度戻しても陰性──。

 

 

 

今回ご紹介するのは、30代後半で7回目の胚移植にしてようやく陽性が出た女性のケースです。

 

初めて相談にいらしたとき、「体がついていっていない感じがする」と、ポツリと漏らされた言葉が印象的でした。

 

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◆「原因がないこと」が、悩みを深くする

 

この方は、すでに5回の胚移植を経験済み。

 

しかも、凍結胚は複数あり、グレードも悪くない。

 

採卵でも10個以上取れているとのことで、数字だけ見れば“順調”に見える状況でした。

 

 

 

しかし、何度戻しても着床しない。

 

病院では「次はスクラッチをしてみましょう」とか、「内膜はちょっと薄めですね」と言われたものの、明確な原因が見つからず、次第に“なぜうまくいかないのか”がわからないまま、治療が続いていました。

 

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◆漢方で見えてきた「体の声」

 

 

 

初めての相談では、体のあちこちにサインが出ていました。

 

 • 朝のだるさが強く、朝食はほとんど食べられない

 

 • 睡眠が浅く、夢を多く見る

 

 • 足は冷えるが、日中はほてる

 

 • 採卵の影響か、体がずっと熱っぽい

 

 • 子宮内膜が5mm程度と薄い

 

こういった症状から、「補うべきものが補われていない」「循環が悪く、熱がこもっている」状態だと考えました。

 

漢方では、これを気血両虚+瘀血(きけつりょうきょ+おけつ)、

 

つまり「体を支えるエネルギーと血が足りないうえに、血流が滞っている」と捉えます。

 

着床とは、「受精卵が子宮内膜というベッドに着地し、根を下ろす」という生命のプロセスです。

 

体の力が足りず、ベッド(子宮内膜)が薄く、血流も悪ければ、当然着床は難しくなります。

 

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◆“着床できる体”を作る、という視点

 

この方にはまず、「補う」ことを中心に据えた漢方薬を選びました。

 

 • 杞菊地黄丸:体の根っこ(腎)を養い、目や頭の疲れ、冷え・ほてりのバランスを取る

 

 • 女貞子・旱蓮草:血を補い、ホルモンバランスの土台を整える

 

 • 青皮:気の滞りを取り除き、ストレスによる緊張を和らげる

 

 • 輝精水:全体の体力と栄養を補い、妊娠の基礎体力をつける

 

 

 

この漢方設計は、「からだの力を取り戻し、着床できる環境を整える」という狙いで組み立てました。

 

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◆そして、7回目の移植で陽性

 

6回目の移植は2個胚を戻しましたが、残念ながら陰性。

 

しかし、体調は確実に整ってきていると感じていたので、方針は変えず、処方を微調整していきました。

 

そして迎えた7回目の移植。今回も2個胚を戻し、妊娠判定は陽性。胎嚢も確認できました。

 

妊娠後は、妊娠を維持する力(安胎)を意識した処方に切り替え、体をゆるやかに支える内容へと移行しています。

 

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◆着床障害に対して、漢方ができること

 

 

 

着床障害には、さまざまな原因が関係します。

 

 • 子宮内膜が薄い

 

 • 睡眠の質が悪い

 

 • ストレスでホルモンが乱れている

 

 • 体が冷えて血流が悪い

 

 • 排卵や月経のリズムが安定していない

 

 • エネルギーや栄養の不足で「妊娠に使える力」が足りていない

 

 

 

これらは一つ一つは小さな不調に見えるかもしれませんが、重なると「妊娠できる体の準備」が整わないのです。

 

 

 

漢方は、こうした体の“背景のズレ”に注目し、「足りないものを補い、滞っているものを巡らせ、支える力を取り戻す」ことを目的に組み立てていきます。

 

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◆“理由のない陰性”に悩む方へ

 

 

 

「もう何度も戻しているのに、どうして…」

 

そんなふうに感じている方へ。

 

 

 

病院の数値や検査でわからない“体の声”を聞き取るのが、漢方の強みです。

 

今のあなたの体が、妊娠に向けて十分な準備ができているのか。

 

それを見直し、一歩ずつ整えていくことで、結果が変わってくることは少なくありません。

 

 

 

今回の方も、体調が整い、7回目で妊娠されました。

 

「着床しないのは、もう運なのかな」と思い始めていた時期でしたが、体を変えることで流れが変わったのです。

 

 

 

もしあなたも、いま同じような悩みを抱えているなら。

 

一度、体の声に耳を傾けてみてください。

 

漢方がそのお手伝いをできるかもしれません。

 

 

 

—三谷長人(薬剤師・国際中医専門員 誠心堂薬局 池袋店店長)

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池袋
2025/06/25

【症例ブログ】「原因がわからない不調」に出会ったとき 〜ある夏の一件から〜

先日ご相談に来られたのは、働き盛りの女性の方でした。

「ここ最近、体がずっとしんどくて」と。主訴は、倦怠感、太ももや膝の筋肉痛、そして下痢。

症状が出始めたのは夏の終わり頃とのことでした。

 

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◆「検査では何も出ないけれど…」という話

 

まず印象に残ったのは、医療機関で相当詳しく調べておられたこと。

リウマチを疑われての関節検査、婦人科、乳腺、肝臓、腎臓……一通りの除外診断を受けたけれど、「特に異常は見つからなかった」と。

唯一、肝臓に小さな結節があると言われたものの、経過観察になったそうです。

 

ただ、検査結果がどうであれ、ご本人は「今のこのつらさ」を感じているわけで、それが現場で相談を受ける我々としては一番大事なところだと、私はいつも思っています。

 

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◆症状の現れ方から浮かび上がる「リズムの崩れ」

 

細かく話を伺っていく中で、あることが見えてきました。

 • 午前中はまだ元気だが、午後になると体が重くなり、痛みが出てくる

 • 食欲がわかず、無理に食べると下痢をする

 • 夢が多く眠りが浅い

 • 子育て・仕事・家事で、休む暇がない

 

この「午前は動けて午後から落ちてくる」「疲れがピークになると下痢」「精神的にも常に気を張っている」というパターンは、私の中では真っ先に肝血不足と肝脾不和が浮かびました。

 

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◆肝血不足という見立て

 

漢方では「肝は血を蔵す」といいます。肝には血を貯めておき、必要なときに筋肉や目、情緒の安定などに振り分ける役目があります。

今回の方のように、責任ある仕事と育児を両立し、気を張り続けている生活が長くなると、そのストックである“肝血”がどんどん消耗していく。

 

肝血が不足してくると、筋肉がうまく滋養されず、関節痛や筋肉のだるさ、場合によってはしびれが出てきます。

また、肝と脾(胃腸)は互いに影響し合う関係にあるので、肝の機能が乱れることで、脾胃が抑えつけられ、食欲低下や下痢といった消化器症状も起こりやすくなります。

 

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◆なぜこの処方にしたか?

 

今回は以下の2つを軸に考えました。

 • 肝血を補う:これは身体の根本的な“潤い”と“栄養”を補うこと。

 • 肝の緊張をゆるめる(疏肝:そかん):ストレスによる気の滞りを取り除くこと。

 

具体的な処方としては:

 • 婦宝当帰膠B:当帰を中心とした補血薬で、血を補い、月経や気血のバランスを整える

 • 煎じ薬(加味逍遙散料加川芎地黄・加味帰脾湯・黄耆・香附子):加味逍遙散は肝の気を整える基本薬。そこに肝血補充の川芎・地黄、脾を補う帰脾湯系、気を補う黄耆、気滞を流す香附子を組み合わせ、肝脾両方を整える構成にしました。

 

処方の意図は、“潤す・流す・支える”の3つの方向をきちんと押さえること。

肝血不足に由来する全身症状と、ストレスによる肝の気滞、それに伴う胃腸の弱りを一度に立て直すイメージです。

 

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◆そして3週間後の変化

 

再来局されたときの表情が、まず違いました。

以前は顔色が青白く、声にも力がなかったのが、今回はほんのり頬が赤くなり、声にも張りが出ていました。

 

具体的には:

 • 「食べるとすぐ下痢していたのが、全くなくなりました」

 • 「太もものズキズキした痛みがほとんど消えた」

 • 「仕事の集中力が戻ってきて、残業もなんとかこなせてます」

 • 「友達に“元気そうになったね”って言われて嬉しかったです」

 

こういうときは、私たち相談員も本当にうれしくなります。

体が変わると、表情も言葉も変わってくる。それは数字では測れない大切な指標だと、常々思っています。

 

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◆“肝血”は大事な燃料です

 

この方のケースを通じて、あらためて感じたのは、肝血という存在の重要さです。

 

肝血は筋肉、目、情緒、月経、妊娠…さまざまなところに影響します。

現代は、気を張り続けて走り抜けている人が多く、知らないうちに肝血が枯渇している方が少なくありません。

 • 夕方になると体が動かなくなる

 • 食べてもお腹を壊しやすい

 • 眠りが浅い、夢が多い

 • 生理が乱れる、不妊で悩んでいる

 

そんな方は、もしかすると体の“燃料”が足りていないのかもしれません。

 

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「疲れが取れない」「でも病院では異常がない」——そんな声をよく聞きます。

そういう時こそ、漢方的な視点で“体全体のリズム”を見直すことが、とても役立ちます。

 

同じような悩みを持つ方の参考になればと、今回のケースをご紹介させていただきました。

 

また次の相談室で、誰かの“変化のきっかけ”を一緒に探せたらと思っています。

 

—三谷長人(薬剤師・国際中医専門員 誠心堂薬局 池袋店店長)

 

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池袋
2025/03/11

★生理不順とPCOSだったが、無事に自然妊娠!!★【第二子・自然妊娠・32歳】

誠心堂で漢方薬を服用し、ご出産された方のアンケートをご紹介いたします。

 

【M・S様・32歳・漢方服用期間:6ヶ月】

 

*************

 

①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?

 

スムーズに妊活を進めたいと思い来店

 

②漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?

 

手足の冷えやのぼせ

 

③漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?

 

冷えは少し良くなり、長めの生理周期が整い短くなってきました

 

④当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?

 

毎回丁寧に話を聞いてくれて安心感がありました。

話を聞いてもらうことで、自分でも普段より体調の変化や身体の状態に意識を向けるようになりました。

 

⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?

 

一度流産したこともあり、無事に元気な子が生まれてきた時には心底ほっとしました。

 

⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。

 

頑張る皆さまの努力が報われますよう

お祈りいたします!

 

池袋
2025/02/14

★不安定な排卵...生理不順を乗り越え自然妊娠!ご出産アンケート★【第一子・自然妊娠・31歳】

誠心堂で漢方薬を服用し、ご出産された方のアンケートをご紹介いたします。

 

【S様・31歳・漢方服用期間:4ヶ月】

 

*************

 

①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?

 

少しでも体を整えて早めに妊娠したかったからです。

 

②漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?

 

頭痛もちなので天気に左右されること。

生理不順、足の冷え

 

③漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?

 

今までなおらなかった頭痛がどんどんよくなりました。

 

④当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?

 

話をしっかりきいてくれるので、相談しやすかったです。

 

⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?

 

人生で一番大変でしたが、うれしかったです。

それと同じくらい不安もありました。

 

⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。

 

体質改善が妊娠するには大事だと思います。

みなさまの努力が報われますように。

 

池袋
2024/12/24

★プロラクチンや生理周期がみるみる安定し、精神的にも安定しました★ご出産アンケート【第一子・顕微授精・42歳】

誠心堂で漢方薬を服用し、ご出産された方のアンケートをご紹介いたします。

 

【S・M様・42歳・漢方服用期間:1年6ヶ月】

 

*************

 

①当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?

 

2021年2月に自然妊娠で授った第1子を4月に流産。

高齢でもあったため、卵子の質を上げる必要があると思い、漢方が効果的であると考えたため相談に行った。

色々調べた後、特に実績のある誠心堂さんを選んだ。

 

②漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?

 

だるさ、気分の起伏

妊娠のし辛さ

 

③漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?

 

血流が良くなり、基確体温が上がった。冷えずらくなった。

精神的にも辛く、睡眠や気持ちの安定に影響があったけれど、少しずつ良くなりました。

 

④当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?

 

優しく、時に厳しく導いて下さいました。

 

⑤ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?

 

本当に会えた、元気に生まれてきてくれて嬉しい という気持ちでした。

半分夢の中にいるような、今までのことが報われたような思いでした。

 

⑥同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。

 

妊活は、先の見えないトンネルの中に居るような気分になる時も、孤独を感じる時もあると思いますが、漢方の先生やスタッフの皆さんに助けて頂きながら、後悔しないようやれる事をやっていく他ないのだと思います。

心身のバランスを大切に、結果が出る事を祈っています。