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鍼灸 船橋
2026/03/24

春の片頭痛:西洋・中医学から紐解くケアと鍼灸のすすめ

春は、桜が咲き、新しい生活が始まる希望に満ちた季節です。

しかしその一方で、原因不明のズキズキとした片頭痛に悩まされる方が非常に多い季節でもあります。「せっかくの春なのに、頭痛で外に出るのが辛い……」そんなあなたに、医学的視点から原因を紐解き、痛みを和らげる鍼灸の知恵をご提案します。

 

 

 

1. 西洋医学の視点:なぜ「春」に頭痛が起きるのか?

西洋医学において、春の片頭痛の主な原因は「自律神経の乱れ」と「気圧の変化」にあると考えられています。

 

·  激しい寒暖差: 春は昼間の暖かさと朝晩の冷え込みが激しく、体温調節を司る自律神経がフル稼働します。これが過剰なストレスとなり、脳の血管を拡張・収縮させることで頭痛を引き起こします。

 

· 気圧の変動: 「春の嵐」という言葉がある通り、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わります。気圧が下がると体内の水分バランスが変化し、脳の血管が拡張して周囲の神経(三叉神経)を刺激し、ズキズキとした痛みが発生します。

 

· 環境の変化: 入学や就職、異動など、生活環境の変化による精神的な緊張も、自律神経を乱す大きな要因です。

 

 

 

2. 中医学(東洋医学)の視点:春は「肝」の季節

中医学では、季節と体の臓器には密接な関係があると考えます。春は「肝(かん)」の働きが活発になる季節です。

 

 

· 肝気(かんき)の昂ぶり: 中医学でいう「肝」は、自律神経や情緒の安定、血液の貯蔵を司ります。春の芽吹くエネルギーに呼応して、肝の気も上昇しやすくなりますが、強いストレスなどでこの流れがスムーズにいかなくなると、気が頭の方へ一気に突き抜けてしまいます。これを「肝陽上亢(かんようじょうこう)」と呼び、めまいや激しい頭痛を引き起こすと考えます。

怒っている人のイラストなどで顔が赤かったり沸騰しているイメージのものをよく見かけると思いますが、これは肝気が上昇していることを表しています。

 

·   「風(ふう)」の影響: 春は風が強い季節です。外からの刺激である「風邪(ふうじゃ)」が体に侵入すると、上半身(特に頭部)に悪影響を及ぼしやすく、これが頭痛の一因となります。

 

 

 

3. 鍼灸でできること:心身のバランスを整える

「針を刺すのは痛そう、怖い……」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実は鍼灸は片頭痛のケアにおいてWHO(世界保健機関)でもその有効性が認められている治療法の一つです。

鍼灸には、乱れた自律神経のスイッチを「リラックスモード(副交感神経)」へ切り替え、血流を改善し、過剰に興奮した神経を鎮める効果があります。薬に頼りすぎたくない方にとって、体が本来持つ自己治癒力を引き出す鍼灸は非常に優しい選択肢となります。

 

 

 春の片頭痛によく使われる4つのツボ

初めての方でも、まずは指で優しく押してみることから始めてみてください。これらのツボは実際の鍼灸施術でもよく使われるものです。

実際の施術ではその方の体質に合わせてツボの組み合わせていきます。

 

 

1.    太陽(たいよう): 眉尻と目尻の外側、こめかみの凹んだ部分。

「頭痛の特効穴」とも呼ばれ、目の疲れからくる頭痛にも効果的です。

 

2.    百会(ひゃくえ): 頭の真上の頂点。両耳を結んだ線と顔の正中線が交わる場所。

自律神経を整え、上へ昂ぶった「気」を落ち着かせてくれます。

 

3.    合谷(ごうこく): 手の甲側、親指と人差し指の付け根のV字部分。

顔や頭に昇った気を巡らせて痛みを鎮めていきます。

 

4.    太衝(たいしょう): 足の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前の凹み。

「肝」の機能を整える重要なツボで、頭部に昇った気を降ろすと同時に春特有のイライラや緊張を和らげます。

 

 

はじめての鍼灸を検討されている方へ

爽快館で使用する鍼は髪の毛ほどの細さで、使い捨てのものを使用しているため感染等の心配はありません。

少しチクッとする感覚はありますがズーンとした心地よい「響き」を感じることが多く、施術中に眠ってしまう方も少なくありません。また、その方の痛みの感受性により刺激量は調整していきますのでご安心ください。

 

近年、気候が安定しない為に季節を問わず気象病と呼ばれるような天候の変化による体の不調を訴える方が増えています。

春の不調に対しても無理をせず、専門家である国家資格を持つ鍼灸師に相談することで、心身ともに軽やかな春を過ごせるようになります。ぜひ、自分へのご褒美として、鍼灸という選択肢を検討してみてください。

鍼灸 船橋
2026/03/17

出産アンケート【38歳・鍼灸・自然妊娠】

お名前(またはイニシャル): I. S 様

 

ご出産時のご年齢: 38 歳

 

担当の先生(鍼灸): 上原 康嗣 先生

 

漢方鍼灸治療期間: 6 年くらい

 

 

 

  ① 当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方と鍼灸を始められたきっかけはどんなことでしたか?

漢方・鍼灸のきっかけ:

 


2019年の流産をきっかけに、ネットで調べたら、不妊には鍼灸が良いと書いてあったから行ってみようと思った。

不妊治療まで進める気がなかった為、出来る事からやってみようと思った。    

 

 

  ② 漢方と鍼灸を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?

 

 

流産の原因もわからず、ブライダルチェックは問題がなかった。

ただ、腰痛がひどかった。←整形外科では問題がなかった。血流が悪いのかな?と気になっていた。    

 

 

  ③ 漢方と鍼灸を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?

 

 

まず!ずっと痛かった腰痛が全くなくなった。基礎体温を測ってなかったけど、温活はやっていたので、飲み物を気を付けたりして、体を冷さない様に気を付けた。      

 

 

④ 当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?

鍼灸の先生:

 

 

上原先生は、食生活や、生活面でのアドバイスなど、とても親身に相談にのっていただきました!!      

 

 

⑤ ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?

 

 

流産からここまでの長い道のり、妊娠期間は、とても短く感じました!何より、やっと出産まで出来た事への達成感、そして今後の不安と半々でした。    

 

 

  ⑥ 同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。

 

 

見えないゴールで不安しかないと思います。

自分の可能性を信じて、今、自分に出来る事から少しずつでもきっと進んでます!  

 

 

鍼灸師からのコメント

 

流産をされたのち自然妊娠を希望され鍼灸を開始されました。

体質的には中医学で考える生殖機能の力をつかさどる「腎」が弱いことと、ストレスによる「肝」の乱れがあったため「腎」を強くすることと「肝」の乱れを整えることを根気よく続けていき無事自然妊娠されました。

気持ち的に辛いことも多かったかと思いますが無事出産のご報告をいただけて良かったです。

鍼灸 船橋
2026/03/10

春の不調によい食材

先日は春の不調に対してのツボをご紹介しましたが、今回は食養生のお話です。

中医学では、春は五臓の「肝(かん)」が活発になる季節とされ、自律神経の乱れやデトックスによる不調が出やすくなります。春によくある5つの不調と、それぞれにおすすめの食材を3つずつご紹介します。

 

 

 

1. イライラ・情緒不安定(肝気うっ結) 

春は気の巡りが滞りやすく、怒りっぽくなったりストレスを感じやすくなります。香りの良い食材で「気」を巡らせることが大切です。 

 

 

• セロリ:特有の香りが、上昇した気を鎮めてイライラを解消します。

• ジャスミン(ジャスミン茶):気の滞りを改善し、リラックス効果をもたらします。

• ミント:こもった熱を発散させ、気分の落ち込みや張り詰めた気持ちを緩めます。 

 

 

2. 花粉症・アレルギー(風熱・衛気不足)

外からの刺激(風邪)から身を守る力を補い、炎症を抑えます。

 

 

• 菊花(きくか):目の充血や痒みを和らげ、熱を冷ます「清熱」の作用があります。

• しそ:体を温めて邪気を発散させ、アレルギー反応を抑える効果が期待できます。

• 長ねぎ:発汗を促し、鼻詰まりなどの風邪の初期症状を改善します。 

 

 

3. 春の眠気・だるさ(脾気虚)

冬の老廃物が溜まっていたり、胃腸(脾)の働きが弱まると体が重だるくなります。 

 

 

• たけのこ:体内の余分な熱と老廃物を排出するデトックス効果があります。

• キャベツ:胃腸を整えて、エネルギーの源である「気」を補います。

• はと麦:体内の余分な水分を排出し、むくみやだるさを解消します。 

 

また、冬に身体にため込んだ老廃物を排出するためには春野菜や山菜の苦味成分である「植物性アルカロイド」が効果的です。

肝臓の解毒作用を助け、腎臓から老廃物や余分な水分を排出するデトックス効果をもたらします。

代表的な食材は、菜の花、ふきのとう、タラの芽、たけのこ、苦瓜などです。確かに苦いものばかりですね。

 

 

4. 目の疲れ・かすみ(肝血不足) 

「肝は目に開竅(かいきょう)する」と言われ、肝の不調は目に現れます。血を補い、栄養を届けます。

 

 

• クコの実:肝と腎を養い、視力の維持や疲れ目に良いとされています。

• ほうれん草:鉄分を補い、血(けつ)を蓄える力を助けます。

• 人参:肝の働きを助け、目の乾きや疲れを癒します。 

 

 

5. めまい・のぼせ(肝陽上亢)

春の陽気が高まりすぎると、頭の方へ熱が上がりやすくなります。

 

 

• 菜の花:気の巡りを整え、解毒作用で春特有ののぼせを鎮めます。

• あさり:体に潤いを与え、こもった熱を冷ます効果があります。

• トマト:体にこもった余分な熱を冷まし、喉の渇きを潤します。 

 

 

鍼灸師として普段の施術の中で色々と養生のお話もさせていただいています。

薬膳は普段使いではない特別なものもありますが、毎日食べている食材もそれぞれ体を冷やす・温める・気を巡らせるなどの特徴があります。

特に食養生は普段使いしている食材の事をしっていただき継続してとりいれてもらうようにお伝えしています。

春の養生のポイント:「酸味」を控えめにし、「甘味(自然な甘み)」と「辛味(香りのあるもの)」を摂ることで、肝を穏やかに保ち、胃腸を助けるのが基本です。 

四季の食養生はどの季節でも同じですが季節の食材はお勧めです。

鍼灸 船橋
2026/03/04

春の不調にツボ押しケア

春の自律神経症状は、中医学では「春は五臓の肝(かん)が活発になりすぎる季節」と考えます。

肝は自律神経の調整を司るため、春の陽気に影響されて機能が昂ぶり(肝気鬱結)、心身に様々な不調が現れやすくなります。

 

 

以下に、春によく見られる5つの症状と、それぞれに対応するツボを2つずつ紹介します。

 

 

1. イライラ・情緒不安定

春は気が高ぶりやすく、ささいなことで怒りっぽくなったり、感情の起伏が激しくなったりします。

 

 

・太衝(たいしょう): 足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。肝の機能を落ち着かせる代表的なツボです。

・百会(ひゃくえ): 頭のてっぺん、左右の耳を結んだ線と鼻からの線が交差するところ。脳の興奮を鎮め、気を整えます。

 

 

 

2. 不眠・寝付きの悪さ

「肝」の昂ぶりが血を消耗し、脳がリラックスできずに眠りが浅くなります。

 

 

・安眠(あんみん): 耳の後ろにある骨の出っ張りの下端から、指幅1本分ほど後ろ。その名の通り眠りの質を高めます。

・神門(しんもん): 手首の横紋上で、小指側の少しくぼんだ部分。精神的な緊張や不安を和らげます。

 

 

 

3. 片頭痛

肝の経絡は頭部に繋がっており、気の逆上によってズキズキとした片頭痛が起こりやすくなります。

 

 

・足臨泣(あしりんきゅう): 第4中足骨と第5中足骨の間の中央付近でやや小指よりにとる。

・合谷(ごうこく): 手の甲、親指と人差し指の付け根のV字部分。上半身の痛みを取り除く「万能のツボ」として知られています。

 

 

 

4. 胃腸の不調(食欲不振・膨満感)

肝の機能が強すぎると、消化器系(脾)を攻撃してしまうという状態になり過食や食欲不振、腹痛やガス溜まりが生じます。

 

 

足三里(あしさんり): 膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみから指幅4本分下。胃腸の働きを整え、体全体のエネルギーを補います。

期門(きもん): 乳頭からまっすぐ下、第6・第7肋骨の間。肝の気が滞って胸やお腹が張る時に有効です。

 

 

 

5. めまい・のぼせ

暖かい空気と共に「陽気」が頭部に集まりすぎることで、頭がフワフワしたり顔が火照ったりします。

 

 

湧泉(ゆうせん): 足の裏をギュッと縮めたときに最も凹むところ。上った気を下へ引き戻し、自律神経を安定させます。

内関(ないかん): 手首の横紋から指幅3本分、腕の中央を走る2本の筋の間。吐き気を伴うめまいや動悸を鎮めます。

 

 

これらのツボは実際の鍼灸治療のなかでよく使われているものです。

ぜひご家庭でできる養生としてツボ押しをしてみてください。

また、誠心堂薬局で様々なツボを紹介しているページがありますので是非ご覧ください。

https://www.seishin-do.co.jp/topic/tsubo

 

 

ツボの押し方:

「痛気持ちいい」と感じる強さで、息を吐きながら35秒ほどゆっくり押し、吸いながら離す動作を数回繰り返してください。 強すぎるのはNGです。

鍼灸 船橋
2026/03/01

3月休みのお知らせ

3月のお休みは以下の通りとなっております。

ご迷惑おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

 

3/5(木)

3/19(木)

3/27(金)

3/31(火)