
店舗お知らせ
- 銀座
- 2024/03/07
春の何となく不調
温かい日が少しずつ増え、ポカポカと過ごしやすくなってきました。
晴れやかな気分でやる気がみなぎる!という方もいれば、
なぜか春になると、食欲や気力がわかない、不眠気味、めまいや吐き気がするなど不調が起きやすいという声もよく耳にします。
中医学では春は「肝」に負担がかかりやすい季節であると考えられています。
「肝」には気血を巡らせる働きや、自律神経を整えたり、体の中の不要なものを解毒する(=デトックス)働きもあります。
冬から春にかけての気温の変化、人間関係や環境の変化によるストレスなどによって「肝」に負担がかかると、肝の働きが低下し、
「なんだか調子が良くない」といった症状が出てきます。
肝の働きをサポートするために、
「質の良い血をしっかりと満たすこと」、
「夜更かしやストレスなどによる血の無駄遣いをしないこと」が重要となってきます。
明日からできる生活養生として
・なるべく決まった時間に寝て起きる
・ストレスをためない
・軽い運動やストレッチをする
・アロマのような心地よい香りでリラックスする
・春が旬の食材を取り入れる
・酸味は少なめにし、自然な甘味の食材を楽しむ
まだ症状が出ていなくても、先回りで予防し心と体を労ることで大切です。
何かと不安定になりやすい季節ではありますが、ゆるやかに自分に優しく春を楽しみましょう。
- 銀座
- 2024/02/27
おりもの~妊活おりものシート~
そもそもおりものの役割をご存じですか? 女性からしたら下着が汚れる、匂いが気になるなど
マイナスなイメージを持つ方が多いかもしれませんが、
おりものは、
【女性の身体を守る大事なもの】になります。
大きな役割としては2つです。
・膣内の細菌を自ら清浄し外から体に侵入することを防ぎます
・排卵時期のサインまた、受精の手助けをし、精子の侵入をサポートすることで妊娠しやすくします
膣内は弱酸性に保たれているので、膣の中を過剰に洗いすぎてしまうと常在菌のバランスが崩れて、
カンジダ真菌などが繁殖することがあります。 特に生理周期によっておりものの出方も変わってきます。
生理が終わって数日してから、さらっとしたおりものが出始めます。
排卵期に向けて徐々に量も増え粘稠度も高くなっていきます。
排卵日の近い時の理想的なおりものは指で触って10センチほど糸を引くように伸びるのが理想です。
その後生理前にかけて量は少なくなりますが、臭いが強くなることがあります。
おりものが黄色くなったり、ポロポロとした状態になったりいつもと違う様子が見られるときは、
免疫力の低下で細菌感染を起こしている場合もあるので早めに受診しましょう。
妊活を行う上で大事な体のバロメーターとなります。体のサインを見逃さないようにしましょうね。
また最近では便利な【妊活タイミングをチェックできるおりものシート】がある事をご存じですか?
排卵時期を含む約6日間に反応して、妊活タイミングを確認できる優れものです。
基礎体温と併せて使うことで、より正確的な日にちが絞れるかと思います。
普段お使いいただいているオリモノシートのように下着につけるだけ。シート上に2本線が出たら判定サインが出ます。
妊活初心者の方や、妊活の精度を高めたい方におすすめです。気になる方は活用してみて下さいね。
- 銀座
- 2024/02/20
つらい花粉症に負けないために
今年も花粉症シーズンに突入。花粉症の人にはつらい季節がやってきました。
「花粉症」はアレルギー性鼻炎の一種で、花粉の飛散が多くなる時期に目や鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりがどの症状があらわれます。
喘息やアトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患を持っている方は、花粉症になりやすい傾向があるといわれています。
中医学では、花粉症のことを自然界の邪気「風邪(ふうじゃ)」が花粉を連れて体に入り込むことで起こる症状と考え、
身体の抵抗力が足りない体質(気が不足=気虚)は風邪が侵入しやすく花粉症の症状も強く出やすいと言われています。
花粉症には冷えタイプと熱タイプがあります。
冷えタイプは
・水っぽくてサラサラした鼻水があふれる
・起床時にくしゃみが止まらない
・体の冷えを感じる、、、
熱タイプは
・鼻水や目やにが黄色く粘る
・鼻が詰まる
・目の充血やかゆみ
・顔が熱っぽい
上記のように花粉症は人によって症状が様々です。
花粉症の悪化には生活習慣が大きく関わっていると言われており、
睡眠不足や暴飲暴食、ストレスなどで「気」が不足した状態になると起こりやすくなります。
胃腸に優しい食材をとる、充分な睡眠をとる、適度な運動を取り入れる、
しっかりと深呼吸をするなど日々の養生で「気」をチャージすることもできます。
体質を整えることで、花粉症の症状を緩和させることができます。
漢方薬や鍼灸治療にご興味がある方は一度ご相談されてみませんか?
- 銀座
- 2024/01/30
妊活で温活しましょう
今回は冷えについてお話いたします。
そもそも【冷え】とは血管が収縮し、血流の流れが悪くなるために毛細血管へ温かい血液が流れず、末梢の手足などが冷えてしまうことです。主な冷えの原因は運動不足(筋肉量の低下)、食生活の乱れ、ストレス、自律神経の乱れ、喫煙などがあります。
なぜそれが原因になるかというと、血行不良を起こしやすい状態にさせてしまうからです。血行不良は血管が収縮し、血液の通り道が狭くなることで起こりやすくなります。その血管の収縮・拡張の働きを自律神経によりコントロールされています。
漢方の考えには気・血・水があり、この3つが体の中でバランス良く巡ることにより、健康が維持されると考えられています。この3つのうち、どれかひとつでも不足したり、偏ったり、巡りが悪くなることで体の不調や病気が起こりやすいとされています。
なので冷え性は、気・血・水のバランスが崩れた状態です。
その方のタイプによって漢方でもアプローチの仕方が変わってきます。
人間の身体にとって血液が巡るにも順番があります。妊活においては子宮周りや卵巣、卵子、精子などに血液が流れることがとても重要ですが、目や脳を日頃から使うことでそちらに優先的に血液が巡りやすくなってしまいます。
なので自律神経のオン・オフの切り替えが重要となります。
まず簡単にできることから☆
・根菜類など体を温めてくれる食材を積極的に取り入れる
・適度な有酸素運動も大事です(ダラダラと汗をかくようなことはあまりお勧めしません)
・骨盤周りのケアをする(座りっぱなしの姿勢が長く続くようならストレッチなどを日常的に取り入れましょう)
ぜひトライしてみて下さい!
それでもなかなか改善されないという場合は漢方・鍼灸治療がお勧めです。
- 銀座
- 2024/01/04
食べ過ぎ飲みすぎによる胃腸の不調に~七草がゆを食べよう~
あけましておめでとうございます。2024年もよろしくお願いいたします。
年末年始はついつい食べ過ぎや飲み過ぎが続き、胃が重たい、肌荒れ、体が重だるいなどの症状が続いていませんか?
鏡で自分の舌を見てみると、白や黄色の厚い苔がベタっとついているかもしれません。
これは食べ過ぎやアルコールによって体に湿気や熱がたまり、胃腸が疲れているサインです。
この胃腸の疲れを労わってくれるのが「春の七草がゆ」
年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎで疲れた胃を優しく労る7種類の薬草粥です。
春の七草は「正月の七日に春の七草を摘み、これを神前に供えてから食べれば、その年は病気にかからない」という考えで、もともとは中国から日本へ伝わりました。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケ
ノザ、スズナ、スズシロ、これぞ七草 とリズムに乗せて歌っていた頃を思い出します。
これら七草にはそれぞれ役割があり、胃腸を整える、消化を助ける、咳を抑える、体調を整えるなどの効果があり、
またビタミンやミネラルの供給源となり風邪をひきにくくするとも考えられています。
年末年始の不摂生により、胃腸の調子が悪い人は、優しい食事を心がけ、疲れた胃を元に戻してあげましょう。
現在では七草粥セットを市販で簡単に手に取ることができますので、1月7日の朝には七草粥を作り、
胃腸を整えながら今年一年の無病息災を願ってみましょう。