店舗お知らせ

銀座
2025/02/01

花粉症対策をはじめよう~毎日の養生が大切です~

1月下旬から3月にかけて、1年で最も寒い時期と言われています。

 

この時期は屋外と室内での寒暖差が大きくなり、私たちの体は気温差に適応しようと、

必要以上にエネルギーを消費してしまうため抵抗力が落ちやすくなってしまいます。

さらに花粉の飛散も気になる時期ですので、症状が出る前に早めの対策が大切です。

 

中医学では、花粉に負けないからだ気(=エネルギー)が充実したからだと考えます。

体内を巡る気は体の元気のもとであり、ウイルスや花粉のような邪気を防ぐからだの防御力=衛気の源でもあります。

気は冷えや睡眠不足、食生活の乱れによって消耗され不足してしますので、

生活習慣を整えることも花粉対策では必要となってきます。

 

体内の気を充実さるにはの働きをよくすることが大切です。

気は呼吸で取り込まれる清気食事からとる栄養をもとに生み出されます。

そのため強い肺でしっかりと呼吸をし、元気な脾で栄養を充分にとることができれば、

花粉をよせつけない気の充実したからだを保つことができます。

 

〇今からできる毎日の養生〇

 

・腸内環境を整えよう

中医学では肺の機能が低下すると鼻や皮膚を通じて症状があらわれると考えます。

その肺と密接な関係があるのが大腸です。大腸の環境を整えること=肺の強化につながるので花粉対策だけでなく

風邪予防、鼻炎や皮膚トラブルの方にも◎!

 

・不調に繋がる食材を控えよう

冷たいもの、生もの、淡いもの、アルコール、辛いものなど

無理に我慢してゼロにするのではなく、少しずつ量や頻度を減らしていきましょう。

 

今のうちから対策をし、花粉に負けない体をつくりましょう!

銀座
2025/01/14

風邪予防をして、風邪に負けないように

年末年始に風邪を引かれたり、インフルエンザに罹られた方も多かったのではないでしょうか?

風邪は万病のもとと言われているように、風邪を引いたばかりに思わぬ身体の不具合が起こることもあります。

風邪が長引くと身体の抵抗力が落ち、肺炎や気管支炎、中耳炎などの合併症を引き起こすことがあります。高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児は抵抗力が弱いため、風邪を引きやすく、合併症を招きやすくなるので注意が必要です。

なので日頃から風邪を引かないよう身体づくりをすることが大切です。

では、風邪を引かない身体、インフルエンザに負けない身体とは、免疫力が高い身体です。

そんな身体にするために、漢方や鍼灸治療が効果的です。

漢方や鍼灸には、身体の免疫力や治癒力を引き出し高める力があるので、風邪を引きづらくなる上に、回復が早くなります。

 

☆日常的に行える養生☆

1.丁寧に手を洗い、うがいをしましょう

2.乾燥を防ぎ、保湿を心がけましょ

3.身体を冷やさないようにしましょう

4.食事も偏りなく、バランス良く食べましょう(胃腸に負担がかかる食事は控えましょう)

5.睡眠もしっかりととり寝不足を避けましょう

6.適度な運動を心がけましょう

 

季節の変わり目などに風邪を引きやすい方、風邪が長引きやすい方は、東洋医学の知恵と力を使って身体づくりを始めましょう。

銀座
2024/12/19

年末年始に向けて、胃腸ケアをしよう!

12月も後半になり、これからは飲み会や忘年会のシーズンになってきましたね。

クリスマスに大晦日、お正月...と、おいしいものを食べる機会が多い年末年始のシーズンは、

胃腸にも大きな負担がかかり、不調を感じる方も多いのではないでしょうか?

 

中医学では、脾胃=胃腸に負担がかかり働きが悪くなると、体に必要なエネルギー=気を補うことができなくなります。

 

エネルギー=気が不足してしまうと、疲れやすくなったり、余分な湿を排出できずむくみや重だるさにつながってしまいます。

その他にも冷えや頭痛代謝の低下により肥満や肌トラブルなどを引き起こしてしまいますので胃腸ケアは大切です。

 

満腹まで食べてしまうと、胃に隙間がなく充分に消化ができないため滞りができてしまいます。

胃に隙間を作ってあげることで消化されやすくなりエネルギーとして使われますので、腹八分目を心がけましょう!

 

食べすぎや飲みすぎに気をつけることはもちろんですが、

外食や飲み会が続いてもしっかりと楽しめるように、あらかじめ胃腸の調子をととのえておくことも大切です。

 

《胃腸の養生ポイント》

・冷たいもの、脂っこいもの、甘いものを控える

・お酒はほどほどに

・ゆっくりよく噛む

・腹八分目を心がけること。

・夜寝る前や夜遅くには食事をとらないこと。

 

 

穏やかな年末年始を迎えるためにも、今からしっかりと養生しましょう!

 

銀座
2024/12/09

腰・膝・足首 下半身の関節トラブル

これからの時期、下半身周りの関節を痛める方が増えてきます。

なぜかというと腰や膝は体重を支えて、動作の衝撃を受けることで日常的に負荷がかかり、その蓄積や筋肉の衰えなどで、年齢を重ねると不調が起こりやすくなります。

 

腰痛は約85%が痛みの原因がはっきりしないことがほとんどです。

姿勢の負担(長時間の座位)や、けが、筋肉の緊張、筋力の低下などが主な要因と考えられ、腰の重だるさ、刺すような痛みといった症状が現れます。

 

中医学では、関節の症状も体内の臓器や気・血・津液の影響を受けていると考えます。

特に下半身の関節トラブルの主な要因となるのは、筋や骨と関わる【肝】【腎】の虚弱と考えます。また、血の巡りが滞る【瘀血】、邪気の侵入による【冷え・痰湿】なども、関節の痛みを招く要因になります。

 

足腰の痛みであまり動かずにいると、症状の悪化や慢性化につながるので要注意です。

階段で膝が痛む、座っていると腰が痛いなどそのような症状を感じたら関節に不調が起き始めたサインと考え、早めの対処で悪化を防ぎましょう。

 

【肝腎虚弱タイプ】:足腰のトラブルが起こりやすいタイプ

【瘀血(血流が滞ること)タイプ】:足腰の痛みやしびれが出るタイプ

【冷え・痰湿(余分な水分や不要な代謝産物)タイプ】:邪気の侵入による痛みのタイプ

 

個人差や状態によってタイプも様々です。

漢方や鍼灸治療で関節周りのトラブルを緩和することができます。

痛みをそのままにせず、今年のうちに少しでも痛みを軽減していきましょう。

銀座
2024/11/25

心もからだもポカポカに~冷え対策をしよう~

気温が下がり寒さを感じる瞬間が増えてきましたね。

毎年この時期になると「冷え」に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

 

最近では老若男女問わず、冷えでお悩みの方が増えており、手足が冷える、身体の芯から冷えるなど症状は様々です。

「冷えは万病のもと」と言われるように、体が冷えると生理痛や肩こり、腰痛、むくみのような体の不調だけでなく、

イライラや落ち込みなどのメンタルの不調にもつながります。

 

中医学では、冷えは病気のサインと考えられており、未然に病気を防ぐ=未病のために冷え対策は大切です。

主な冷えの原因は2つあり、熱を作り出す材料不足巡りが悪く熱を送り届けることができない循環不足があります。

 

〇材料不足

熱を作り出す力=気材料=血が少ないため全身を温めることができず、体全体が冷えているタイプ。

胃腸が弱い方や慢性疲労、老化、無理なダイエットなどによって気血が不足することで、体を温められず冷えを感じてしまいます。

 

〇循環不足

熱自体はありますが、巡りが悪いため体の隅々まで熱が行き届かず部分的に冷える方。

特に熱が届きにくい末端や下半身の冷え、顔のほてりを感じる方が多いです。

自律神経のバランスや血流、水分代謝が乱れると、全身に熱が行き届きにくくなり冷えに繋がります。

熱自体はあるためむやみに温めるとのぼせや気分が悪くなることがあるので注意が必要です。

 

冷えは単純な原因だけで起こるのではなく、体質や状態によって原因が異なり、症状も様々ですので

原因や症状にあった対策をすることが大切です。

 

寒さに負けず、心も体もぽかぽかにして毎日を過ごしましょう。