
店舗お知らせ
- 銀座
- 2025/07/28
夏の不眠でお悩みですか?
暑くて暑くて寝苦しい!夢をよく見る!疲れているのに眠れない!
夏は日差しや湿気で体調を崩しやすく、熱帯夜が続き寝苦しいため睡眠障害を起こしやすい季節です。
睡眠障害が続くと、夏バテや仕事に集中できないなど日常生活にも支障がでてきます。
中医学では、夏は心(しん)の季節とされています。
心(しん)は単に心臓だけでなく、神(しん)=精神状態や睡眠、血の巡りの調整などを司る臓器です。
汗を多くかき、体力を消耗するこの時期は心に熱がこもりやすく負担がかかります。
心に熱がこもると、イライラ、息切れ、不眠の症状が出てきやすくなります。
また大量に汗をかくと気血津液を消耗してしますため体がパワー不足となり、疲れすぎて寝れないといった状態につながります。
夏は ①余分な熱を冷ます ②消耗した気血を補うこと が大切です。
① 余分な熱を冷ます食材
トマト、ナス、キュウリ、さやいんげん、ゴーヤ、トウモロコシ、緑茶、スイカ
② 気血を補う食材
気:山芋、かぼちゃ、うなぎ、アボカド
血:レバー、ほうれん草、人参、イカ、棗
他にも心を安定させる「養心・安神」の食材をもおすすめです。
~あさり、しじみ、ひじき、青梗菜、アーモンド、ウーロ茶、ジャスミン茶~
毎日の食事でちょっとした工夫をとりいれてみましょう!
〇 とうもろこし入り肉団子スープ
とうもろこしで冷まし、鶏肉で気血を補い、味付けの生姜で体を温める
〇 ゴーヤチャンプルー
ゴーヤ+豆腐で冷まし、卵で心を安定させ、味付けの胡椒で体を温める
〇 ひじき枝豆チャーハン
ひじきで心を安定させ、枝豆で気血を補う
夏の疲れは秋に残さないように!体にエネルギーをたくわえ、質の良い睡眠をめざしましょう!
- 銀座
- 2025/07/16
~熱中症「まだ大丈夫」と油断しないで~
気温や湿度が高く暑い環境に身体が適応できず体温の調整がうまくいかなくなることや、
汗をたくさんかくことで体内の水分や塩分バランスが崩れることが原因で熱中症は起こります。
また梅雨の時期は湿度が高くなることから、汗が蒸発しにくくなり、
身体に熱がこもりやすくなることもあります。
適度に汗をかき、暑さに身体を慣らすことで、発汗のリズムが出来るので、
ずっと室内で過ごすということもあまりお勧めはしません。
熱中症の症状として、めまい・頭痛・気持ち悪さ・からだのだるさ・体温が高い・
嘔吐する・水分補給が出来ないなどがあります。
また外出している時にはなんでもなくても、帰宅して休息をとっている時、
急に体調が悪くなるケースもあります。
室内でも熱中症になることがあるため、涼しくて風通しのいい環境を保つことも大事です。
熱中症予防のポイントとして、気温や湿度を確かめる・水分補給を忘れない・
暑さに負けない体力づくりをすることが重要です。
夜中にトイレに行く回数を気にして水分をとらない人がいますが、脱水症状になることがあるので、
就寝前と起床時はコップ1杯程度の水を飲むようにしましょう。
熱中症予防食材として、
水分と塩分、ミネラルなどをバランスよく摂取できるものとして、
スイカやキュウリなど水分を多く含む夏野菜・
豚肉やうなぎなどのビタミンB1を多く含む食材、
梅干しや味噌汁などの塩分を補給できるものをお勧めします。
中医学的に熱中症になりやすい体質は
【暑熱体質】:暑さによる熱が体にこもりやすいタイプ
【暑湿体質】:暑さと湿気が体にこもるタイプ
【気血両虚体質】:体内のエネルギーと水分不足タイプ
【脾虚体質】:胃腸の機能が低下しているタイプ
熱中症予防・夏バテに良い漢方薬もございます。
外出や旅行に行かれる予定がある方でご不安な方はぜひ予防のためにもご準備しておきましょう。
- 銀座
- 2025/06/24
食中毒に気をつけろ!~菌をつけない・増やさない・やっつける~
梅雨が始まったかと思いきや、急に気温が上がり蒸し暑い日が増えてきましたね。
この季節に気をつけたいのが【食中毒】です。
この高温多湿の気候は食べ物が傷みやすく、また湿気により胃腸の働きが弱まりがちなので食中毒が発生しやすくなります。
中医学では「食中毒」を邪気(細菌やウイルス)の侵入によって脾胃がダメージを受けた状態を考えます。
邪気が脾胃を傷害して脾の運化機能が失調、体に合わないものを外へ出そうとして下痢や嘔吐が起こります。
お腹が冷えた状態ですと、脾(=胃腸)の働きが低下し、食中毒や消化不良などの胃腸疾患にかかりやすくなります。
食中毒の予防には①食物の腐敗や変質を防ぐこと ②体の免疫力や胃腸の働きを高めることが大切です。
① 食物の腐敗や変質を防ぐ!
☆殺菌効果のある食材をうまく活用しましょう!
生姜、みょうが、ネギ、玉ねぎ、大葉、梅干しなどの薬味
わさび、唐辛子、お酢などの調味料
☆お弁当づくりにひと手間を!
・なるべく加熱したおかずにする(煮物など水分が多いと危険!)
・ごはんを炊くときは、梅干しを入れた酢飯にする
・キッチンペーパーにお酢をつけてお弁当を拭く
・トマトのへたはとる
② 体の免疫力アップ!胃腸の働きアップ!
胃腸を元気にする食材
山芋、かぼちゃ、じゃがいも、オクラ、鶏肉、白米、大豆…
余分な水分=湿を取り除く
小豆、ハトムギ、インゲン豆、黒豆、トウモロコシ、玉ねぎ…
夏を元気に乗り切るためにも、食中毒の基本的な予防は
・つけない! ・増やさない! ・やっつける!
意識していきましょう!
- 銀座
- 2025/06/12
~尿もれで漢方・鍼灸!?~
そもそも尿もれとは、排尿のコントロールがうまくいかずに意図せずに尿が漏れてしまう症状です。
加齢や出産、病気など様々な原因で起こりえます。
尿もれは、日常生活に支障をきたすだけでなく、精神的な負担も増すことがあります。
尿もれにも種類があります。
腹圧性尿失禁:咳や笑いなどの腹圧がかかった時に尿が漏れる。
切迫性尿失禁:急に尿意が強くなり、我慢できずに漏れてしまう。
溢流性尿失禁;尿が出にくく、膀胱に尿が溜まり、尿が漏れてしまう。
機能性尿失禁:身体の機能低下や認知症が原因で尿漏れが起こる。
また女性に多いと思いがちかもしれませんが、男性でも起こりえます。
男性の場合、前立腺肥大症、過活動膀胱、ちょい漏れなどが挙げられます。
女性でも男性でも共通して起こる根本原因は骨盤底筋のゆるみから起こります。
最近では20代からでもなる方が増えています。
主な原因としては
・座る時間が長い(長時間のトイレなども)
・運動習慣がない
・パソコンやスマートフォンを長時間使用している
・喫煙している
・生理前・生理中
などの原因があります。
では漢方ではどのように効果的なのかというと、
腎の機能を補う・脾の気を補う・気の滞りをとる・血の滞りをとるなど体質によってアプローチ方法は様々です。
鍼灸治療では骨盤内へのツボを使い刺激していきます。
また骨盤調整などで姿勢を整え、骨盤底筋を鍛えることも重要です。
日常生活に支障をきたし、お困りの方はぜひ1度当店へお越しくださいませ。
- 銀座
- 2025/05/17
お茶で水分調整を!~湿気に負けない体づくり~
温かく過ごしやすい季節からジメーっと暑い日が増えてきましたね。
中医学ではジメジメとした湿気を湿邪として考えます。
体に余分な湿気がたまると、舌にベッタリと苔がつき、皮膚がべたつく、口臭・体臭が出るなどの特徴があります。
湿は体内の水分の巡りが悪くなる、湿度が高い日が続く、飲食物の不摂生などで体内に蓄積していきます。
湿が体内に溜まると、体が重だるい、浮腫む、気分がスッキリしない、疲労感、食欲がない、
頭重感、皮膚のジュクジュクなどの症状にもつながりますので、湿をためこまないようにすることが大切です。
~5月は新茶の季節~
お茶には消化をサポートするだけでなく、体にこもった熱を冷まし、体内の水分バランスを整え、
余分な水分を取り除く作用も期待されます。
○ 緑茶
身体の熱を冷まし、余分な水分の排出を促します。苦味には解毒作用が期待されており、食中毒予防にも◎!
○ ジャスミン茶
体内の気の巡りを良くし、水分代謝をスムーズにします。
ミネラルやビタミンが豊富で美容をサポートするだけでなく、香りも良く楽しめます。
~お茶の飲み方~
・常温または温かいものを飲む
温かい飲み物は身体を温め血行を良くします。夏の暑い日は冷たいお茶を飲みたくなりますが、
冷たい飲み物は胃腸を冷やし働きを低下=水分代謝を低下させます。
・大量のお茶を一気に飲まない!
一度に大量の水分をとると、胃腸に負担がかかり水分を滞らせてしまう原因となるためNG!!
少量をこまめにとるよう心がけましょう。
これから迎える梅雨の時期はジメジメがMAXに…
本格的な梅雨を迎える前に、体内の余分な湿気を取り除いて体調を整えておきましょう!