妊娠糖尿病を予防するには?!
妊娠期に気を付けたい症状の一つ
それは「妊娠糖尿病」!
妊娠中は体を動かすことが減って代謝が悪くなることや、適量より食べすぎてしまうことで体重が急激に増えます。
また、ホルモンの作用で血糖値が高くなりやすいので、「妊娠糖尿病」への注意が必要です。
ママの高血糖はママの体だけでなく、赤ちゃんにも影響を及ぼします。
体重増加が正常範囲内であれば問題ないですが、妊娠前から肥満気味の方や、家族に糖尿病患者がおられる方は注意しましょう。
血糖コントロール対策!
①血糖値の上がりにくい食品(低GI食品)を選ぶ
GI値とはGlycemic Indexの略。
食品に含まれる糖質の吸収されやすさを示す数値で、値が高いほど食後に血糖値が上昇しやすいとされています。
血糖値が急激に上昇すると“インスリン”というホルモンが過剰に分泌され、糖をためこみ脂肪に変えます。
高GIである白米を低GIである玄米や雑穀米、ライ麦パン、全粒粉のパスタなどにおきかえると食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれるのでおすすめです。
②食べる順番に気を付ける
食物繊維が多く含まれる野菜や海藻類→肉や魚→ごはんの順で食べることで最初に摂った食物繊維が最後に摂った糖質に絡みつき、食後の高血糖を防ぐことができます。
野菜から食べるべジファーストを意識しましょう。
③朝食を食べる
朝食を欠食すると、昼食や夕食後の血糖値が急激に上昇します。
また、朝食の食事内容も次の食後に影響を及ぼしますので、朝食にも食物繊維を摂りましょう。
例えば、ほうれん草のおひたし、ミニトマト、レタスのサラダ、白菜のお味噌汁など野菜のメニューを増やせるとよいですね。
④おやつ、果物、甘い飲み物を摂り過ぎない
おやつは一日200kcalまでにし、果物も15時までに食べる様にしましょう。
20時以降の夜遅い時間に摂るとエネルギーとして消化されず、高血糖状態になってしまいます。
果物の適量は食事バランスガイドより妊娠初期:2pointまで、妊娠中期・後期・授乳期:3pointまでとなっています。
※1point :みかん1個、リンゴ1/2個、バナナ1本、イチゴ6個、キウイ1個
また、コーラやカルピスウォーターにはなんと角砂糖16個も入っています!
このような甘い飲み物を摂ると、一気に血糖値が上昇するので、水分補給は水かお茶にしましょう。
公開日:2024-03-12
更新日:2024-03-12