妊娠期に積極的に摂りたい栄養素とは?!part1

意識して摂りたい鉄

妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ

妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ。

それは「鉄!!」

もともと女性は生理があり貧血になりやすいのに、妊娠すると赤ちゃんと胎盤を成長させるために血液量が約1.5倍になるので、濃度の低い血液となり、更に貧血になりやすくなります。
妊婦さんの2-3人に一人は貧血といわれています。

血液がおなかの中の赤ちゃんに栄養を届けるので、その血液の材料である「鉄」はとても重要!!妊娠中期~後期には、非妊娠時の倍以上の鉄が必要となります。
産後も授乳すると血液(おっぱい)を吸い取られるので、今から少しずつ鉄を補充していきましょう。

鉄には2種類あり、動物性食品(赤身や魚)に含まれるヘム鉄と植物性食品(ほうれん草、小松菜など)に含まれる非ヘム鉄などがあります。
ヘム鉄は体内への吸収率が高く(約25%)おすすめです。
非ヘム鉄は、吸収率が低いので(3-5%)吸収率をUPするため、パプリカやレモンなどのビタミンCやたんぱく質と一緒に摂りましょう。

特に小松菜は【鉄】と【ビタミンC】を併せ持っているので、鉄分チャージにおすすめです。

妊娠期に積極的に摂りたい栄養素の中の一つ。

妊娠中から授乳期に推奨摂取量が変化します。(mg/日)
妊娠前 妊娠期 授乳期
初期 中期 後期
10.5 9 16 16 9

◎鉄を多く含む食材

・かつお・赤貝・あさり・いわし・牡蛎・レバー・卵・大豆

・菜花・ほうれん草・小松菜・そらまめ・水菜・枝豆・パセリ・カブの葉・大根の葉


食材に含まれる鉄の目安量
食材
牛モモ赤身肉 80g 2.2mg
豚ヒレ肉 80g 1.0mg
まぐろ 80g 0.9mg
あさり 8個 1.1mg
1個 0.9mg
ホウレンソウ 生100g 2.0mg
小松菜 生100g 2.8mg
菜花 生100g 2.9mg

公開日:2024-01-31
更新日:2024-01-31