控えるべき食品とは?

腎機能を高める食事

腎機能を高める食事
腎機能を高める食事

腎機能が低下している方に控えて頂きたい食品があります。
それは、菓子パンやジュース・砂糖入りコーヒーです。
最近はスーパーやコンビニでも、本格的なスイーツや豊富な種類の菓子パンがあふれています。
「ついつい、買ってしまう」「朝ごはんは菓子パンにしている」なんてことはないですか?

菓子パンには多くの砂糖や脂肪(マーガリンや生クリーム)が使用されていることが多く、高カロリー、高脂質、高糖質なものがほとんどです。
例えば、デニッシュチョコパン1個(90g)429kcal、あんドーナツ1個(115g)393kcal、メロンパン1個(81.6g)261kcalとなります。
ごはん1膳(160g)で250kcal、6枚切食パン1枚149kcalですので、比較すると菓子パンのカロリーが高いですね。
あんドーナツは油で揚げていたり、デニッシュパンなどは生地にマーガリンなどが練りこまれていたりするので、カロリーが高くなります。

腎機能を高める食事
腎機能を高める食事

また、「GI値」がとても高く、食後の血糖値が急上昇します。
血糖値が急上昇することで、腎臓の血管を傷め、すい臓にも負担がかかり、糖尿病の原因にもなりかねません。

※GI値とはGlycemic Indexの略。食品に含まれる糖質の吸収されやすさを示す数値で高いほど食後に血糖値が上昇しやすいとされています。


とはいっても、甘い食べ物を摂ることでリラックスしたり、癒しになったりすることもありますよね。
間食を全く摂らずにストレスフルになるのはよくありません。
まずは、間食の摂取カロリーを1日200kcal以下にしてみましょう。
一度に全てを食べずに半分にしたり、カロリー表示を確認し、低カロリーのものを選んだりしてみましょう。
また、野菜などの繊維が多いものを摂った後に食べると、血糖値の急上昇を抑えることができます。
甘いものは空腹時の最初には食べないようにしましょう。


そのドリンクの砂糖量をご存じですか?

野菜をたくさん食べるコツ

野菜をたくさん食べるコツ

実はジュースや砂糖入りのコーヒーなどの加糖飲料を飲むと血糖値が急上昇します。
しかし、飲んでいる方は"そんなに甘いのは飲んでいない"と感じているようです。
是非、栄養成分表示を確認する習慣をつけましょう。
「炭水化物」を見ることで大体の糖質量がわかります。
炭水化物の成分表示には食物繊維も含まれていますが、コーラやサイダー等の様に植物性の原材料がほとんど使われていないものの場合は、「炭水化物量≒糖質量≒砂糖の量」と考えられます。


例えば、下記のドリンクの糖質量は角砂糖(3.5g)に換算すると…

コーラ500ml(56.5g)→ 角砂糖16個分
カルピスウォーター500ml(55g)→ 角砂糖16個分
CCレモン500ml(50.5g)→ 角砂糖14個分
ポカリスエット500ml(31g)→ 角砂糖9個分
オレンジジュース 500ml(53.5g)→ 角砂糖15個分


角砂糖を9~16個食べると想像すると甘さがわかるかと思います。

液体の糖質は吸収されやすい性質のため、加糖飲料を飲むとすぐに血糖値が上がります。
すると喉が渇き、さらに水分を欲するため、また加糖飲料を飲むという循環に陥ります。
水分補給はジュースではなく、なるべく糖分の含まないものを選びましょう。
スポーツドリンクや栄養ドリンクにも糖質が含まれているので気を付けましょう。



公開日:2024-04-10
更新日:2024-04-10