腎臓の状態を現すサイン～むくみをチェック？！

慢性腎臓病は早期発見がとても重要です。
腎臓の状態を現すサインのひとつが“むくみ”です。
腎臓にはカラダのデトックス機能があり、血液をろ過して老廃物を尿として対外に排出しています。
腎機能が低下すると、体外に老廃物を排出できなくなり、むくみが起こります。

◎むくみとは？！

何らかの原因によって、血液中の水分が血管の外に異常に浸みだし、皮膚あるいは皮膚の下に水分が溜まった状態です。

◎むくみのチェック

→脛骨(けいこつ)の横を親指で10秒くらい押してみて、指の跡が消えるか確認する。
跡が消えなければ、むくみがあると疑いましょう。

→カラダの約6割は水分です。いつもの食事量、活動量で、体重が1～2キロふえていたら
むくみが原因による体重増加の恐れがあります。

◎一過性のむくみが起こる原因

・塩分のとりすぎ
・アルコール
・睡眠不足
・運動不足
・デスクワークなど同じ姿勢で過ごすことが多いなど様々な理由で一過性のむくみが起こります。
これらは、塩分やアルコールを控えたり、運動不足や睡眠不足を解消することで、改善されることが多いです。

◎慢性的なむくみが起こる原因

・腎臓が水分をうまく排泄できない
・心臓や肝臓の疾患
※腎機能の低下が原因で起こるむくみは左右対称に起こることが多い。
　左右非対称の場合はエコノミークラス症候群などが疑われる。

水分補給はしっかりと

むくむのが嫌だから、、、と水分を控えすぎると腎臓で老廃物の排泄が効率的に進まなくなり、腎臓に負担がかかります。
意識して水分補給をしましょう。