積極的に摂りたい〇〇とは？！　part2

腸と腎

腸と腎臓には密接な関係があり、腸内フローラの影響で便秘になると腎臓に悪影響をあたえると言われています。
腎機能が正常なアメリカ人350万人を7年間追跡した調査報告で慢性腎臓病を発症した36万人のうち便秘を合併した4万6千人を調べたところ便秘の重症度が上がるほど慢性腎臓病のリスクが大きくなるとの報告もあります。
これは、便秘で便が腸内に長く留まると腐敗が進んで有害物質が増えたり、腸から毒素（老廃物）がより多く吸収される結果、毒素を処理する腎臓の負担が大きくなったためと考えられています。
腎機能が低下すると、毒素、過剰なナトリウム、カリウムなどの余分なミネラルが腎臓から十分に排出できなくなるため、便と共にそれらを排出する腸からの経路がとても重要になります。
便秘にならない様に気を付けましょう。

腸内フローラを正すために、ヨーグルトなどの発酵食品を摂ることや善玉菌のエサになり善玉菌を増やす水溶性食物繊維を摂ることがおすすめです。

水溶性食物繊維

果物・海藻・こんにゃくなどに多く含まれ水に溶けやすい性質です。
小腸での栄養素の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあります。
他にも、コレステロールやナトリウムを排出する働きがあるので、生活習慣病が気になる方にもおすすめです。

一日の摂取目標量は成人で20g前後とされています。