血圧が高いと腎臓に悪い?体を整えて慢性腎臓病を防ぐ方法



第1章 血圧が高いと慢性腎臓病になる?関係を正しく理解しよう

腎臓と血圧の深い関係

1.1 腎臓と血圧の深い関係

腎臓は、体の中で血液をきれいにする大切な臓器です。
血液の中から不要な老廃物や塩分をろ過し、体の水分量を一定に保っています。
この働きがあるからこそ、体の中の圧力が安定し、血管にも負担がかかりにくくなるのです。

腎臓と血圧はお互いを支え合っている
腎臓の働きが弱まると、余分な水分や塩分が体に残りやすくなります。
その結果、血液量が増えて血管の中の圧力が上がり、全身の循環バランスが崩れます。
反対に、血圧が高い状態が続くと、腎臓の細い血管に負担がかかり、ろ過の力が弱まってしまいます。

一般的に、血圧は「上が120未満、下が80未満」が正常とされています。

これを超えると「高めの血圧」や「高血圧」と診断されることがあり、特に上が130以上、下が80以上になると注意が必要です。

こうして、腎臓と血圧はお互いに影響を与え合いながら、体の中でバランスを取り合っています。
この関係が崩れると、体内で「腎臓の負担が増える → 血圧が上がる → さらに腎臓に負担がかかる」という悪循環が起こります。
一見、血圧だけの問題に見えても、実は体の“ろ過システム”全体が関わっているのです。

日常生活でもこの影響は現れます。
塩分の多い食事や水分不足、ストレスや睡眠不足が続くと、腎臓の働きが落ち、むくみやすくなったり、体が重く感じたりします。
朝の顔の腫れぼったさや、夜になると足がだるくなるといった変化も、そのサインのひとつです。

腎臓をいたわることは、体全体の調和を保つことにつながります。
毎日の小さな意識が、将来の健康を支える大切な一歩になります。

1.2 慢性腎臓病(CKD)の基礎知識

目に見えにくい腎臓の不調
腎臓は“沈黙の臓器”とも呼ばれます。
少しずつ機能が落ちていっても、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
そのため、検査で数値を見てはじめて異変に気づく人が多いのです。

腎臓の働きを示す主な指標は、血液検査でわかる「クレアチニン値」や「eGFR」という数値です。
これは、体にたまった老廃物をどれくらい上手に処理できているかを表しています。
この数値が下がるほど、腎臓が疲れている可能性が高くなります。

進行の段階と特徴
腎臓の働きは、軽い疲れから重い障害まで、いくつかのステージに分けて考えられます。
初期は「少しろ過の効率が落ちている」程度ですが、放っておくと老廃物がうまく排出できなくなり、体全体に不調が出てきます。

主なサインとしては、

  • ● 朝のむくみが取れにくい
  • ● 尿が泡立つ
  • ● 疲れやすい
といった小さな変化から始まります。

これらのサインは、日常の忙しさの中で見逃されがちですが、体が出す大切なメッセージです。

長く付き合うために大切な考え方
腎臓の不調は、短期間で改善するものではありません。
ただし、早めに気づき、生活を整えていくことで進行を遅らせることはできます。
水分の取り方や食事、休息のリズムを見直すだけでも、腎臓への負担はぐっと減ります。

また、ストレスや冷えも腎臓にとって大敵です。
体を冷やさないようにする、心を落ち着ける時間をつくるなど、日常の小さな心がけが腎臓を守る力になります。

1.3 高血圧が腎臓を弱らせるメカニズム

血圧が高い状態が続くと、体の中では目に見えない変化が少しずつ進んでいきます。
腎臓の中には「糸球体(しきゅうたい)」と呼ばれる、血液をろ過する小さな装置があります。
ここは非常に繊細で、常に圧力がかかると少しずつ傷ついていきます。

本来であれば、血液から老廃物だけをきれいに取り除くフィルターのような役割を担っています。
しかし、強い圧がかかり続けるとその機能が壊れ、必要な成分まで尿に漏れ出すことがあります。
さらに、腎臓の組織が硬くなり、柔軟に働けなくなることもあります。
一度こうした変化が起こると、元に戻すのは難しく、知らないうちに腎臓の力を奪っていくのです。

① 血管にかかる負担が全身に広がる
腎臓は無数の細い血管が集まってできています。
血圧が高い状態が長く続くと、血管の内側に負担がかかり、少しずつ傷ついてしまいます。
体はその傷を修復しようとしますが、その過程で血管の壁が分厚くなり、血液の通り道が狭くなっていきます。
すると、血液がスムーズに流れにくくなり、腎臓の中に酸素や栄養が届きにくくなってしまいます。
やがてこの負担は腎臓だけでなく、心臓や脳など他の臓器にも広がっていきます。

② 自覚しにくい進行と小さなサイン
腎臓の働きが落ちても、痛みを感じることはほとんどありません。
だからこそ、気づかないまま時間が過ぎてしまうことが多いのです。
「体が重い」「顔がむくむ」「疲れが抜けにくい」など、ほんの小さな変化も体からのメッセージです。
見過ごさずに、生活のリズムや食事を見直すきっかけにしていきましょう。

体にかかる圧を整えることは、腎臓を守るいちばんの近道です。
数値だけにとらわれず、日々の暮らしの中で体をやさしく整える意識を持つことが、長く健康を保つ秘訣です。

第2章 血圧が高い人が注意したい腎臓のサイン

血圧が高い人が注意したい腎臓のサイン

2.1 むくみ・尿の泡立ち・夜間頻尿などの初期変化

腎臓の調子が落ちてくると、体のあちこちに小さな変化が現れます。
ただ、それは痛みのようにはっきりとしたサインではなく、日常の中で「なんとなく気になる」程度のことが多いのが特徴です。

体に水がたまりやすくなる
腎臓の働きが弱まると、余分な水分をうまく排出できなくなります。 朝起きたときに顔が少し腫れぼったい、夕方になると足が重くなる――こうしたむくみは、体に水がたまっているサインです。
特に、靴下の跡がいつもより残りやすくなったり、指輪がきつく感じたりするときは注意が必要です。

尿の変化にも注目
尿は、腎臓の状態を映す鏡のようなものです。
泡が立ちやすくなったり、色が濃くなったりするのは、体の中でたんぱく質が漏れ出している可能性を示しています。
また、夜中に何度もトイレに行きたくなる「夜間頻尿」も、腎臓がうまく水分を調整できていないサインです。
こうした変化は、数値よりも先に気づけるヒントになります。

体からの小さなメッセージを見逃さない
体の違和感は、必ずしも大きな不調の前触れとは限りません。
しかし、腎臓は疲れていても我慢して働き続ける臓器です。
だからこそ、わずかなサインのうちに気づき、生活を整えることが大切です。
水分を極端に減らしたり、急に食事制限をしたりせず、体の声を聞きながら少しずつ改善していくのが理想です。

“なんとなく”を放っておかないことが、将来の体を守る一歩です。
小さな変化を見逃さずに、体の中で起きているサインをやさしく受け止めてあげましょう。

2.2 数値に表れるサイン(クレアチニン・eGFR・タンパク尿)

腎臓の調子は、体の感覚だけでなく数値にも表れます。
けれど、検査の結果を見ても「難しくてよくわからない」と感じる方も多いかもしれません。
ここでは、特に大切な3つの項目を、できるだけわかりやすくまとめます。

① クレアチニン値

血清クレアチニン(Cre)の一般的な正常値

項目 正常値の目安
クレアチニン(男性) 0.6〜1.1 mg/dL
クレアチニン(女性) 0.4〜0.8 mg/dL

クレアチニンとは、筋肉が動くときに生まれる老廃物の一種です。
元気な腎臓なら、これを尿として外に出してくれます。
ところが、腎臓が少し疲れてくると、クレアチニンが血液中に残ってしまいます。
そのため、数値が高いほど腎臓がうまく働けていない可能性があると考えられます。
ただし、筋肉量が多い人は自然と数値も高く出やすいので、1回の結果で判断せず、時間をかけて変化を見ることが大切です。

② eGFR(イージーエフアール)

eGFR(推算糸球体濾過量)の一般的な正常値の目安

eGFR値(mL/分/1.73㎡) 腎機能の評価
90以上 正常または高値
60〜89 正常または高値>正常〜軽度低下(要観察)
60未満 正常または高値>腎機能の低下(慢性腎臓病の可能性)

eGFRは、腎臓の“ろ過力”を100点満点で表したような指標です。
点数が高ければ腎臓がしっかり働いており、低くなるほどその力が弱まっていると考えられます。
ただし、年齢や体格でも数値が変わるため、「上下の流れ」を見ることが大切です。
短期間で一喜一憂せず、定期的にチェックする意識を持ちましょう。

③ タンパク尿
本来、尿にはたんぱく質はほとんど含まれません。
しかし、腎臓のフィルターが傷つくと、必要な成分まで漏れ出してしまいます。
これが「タンパク尿」です。
放っておくと進行しやすいため、早めに生活を整えることが安心につながります。

数値よりも大切なのは、体の変化に気づくこと

検査の数字は、あくまで体の“声”のひとつです。
同じ数値でも、睡眠や食事、ストレスの状態によって体の感じ方は変わります。
「最近疲れが取れにくい」「むくみやすい」といった変化は、数字よりも早く現れるサインです。

自分の体を丁寧に観察できる人ほど、腎臓を長く元気に保てます。
数値と体の感覚、両方を見ながら、ゆるやかにバランスを整えていきましょう。

2.3 自覚症状がなくても注意したい「沈黙の臓器」腎臓

腎臓は、私たちの体の中で最も働き者のひとつです。
けれど、その頑張りが静かすぎるせいで、不調に気づくのが難しい臓器でもあります。
どんなに疲れていても、ある程度までは自分の力で動き続けてしまうため、症状が出たときにはすでにかなりの負担がかかっていることもあります。

「沈黙の臓器」と呼ばれる理由は、ここにあります。
腎臓は少しのダメージでは悲鳴を上げず、体のバランスを保とうと静かに働き続けます。
そのため、自覚症状がないからといって安心していると、知らないうちに負担が積み重なっていくのです。
こうした臓器の特性を考えると、早い段階で“気づこうとする意識”が何より大切です。
数値や症状が出るのを待つのではなく、「疲れやすい日が増えた」「体が冷えやすくなった」などの小さな変化を気づく感性が、将来の健康を守ります。

もうひとつ大事なのは、毎日のリズムを崩さないこと。
睡眠不足が続く、夜遅くの食事が習慣になる、ストレスで気持ちが張り詰める――
こうした積み重ねが、腎臓の働きをじわじわと弱めていきます。
「休む」「温める」「笑う」など、心と体をゆるめる時間を意識的に持つだけでも、腎臓は穏やかに回復しやすくなります。

腎臓を守るコツは、体の小さな声に耳を傾けること。
不調を探すのではなく、自分を大切にする時間を増やす。
その積み重ねこそが、沈黙の臓器を長く元気に保つためのいちばんやさしい方法です。



第3章 血圧を安定させ腎臓を守る生活習慣と食事のコツ

血圧を安定させ腎臓を守る生活習慣と食事のコツ

3.1 塩分と体のバランスを整える考え方

私たちの体にとって、塩分は欠かせないものです。
けれど、ほんの少し多くなるだけで、体の中では大きな変化が起こります。 塩を摂りすぎると、体はその濃度を薄めようとして水分をため込みます。
これが続くと、血液の流れが重たくなり、腎臓にも負担がかかりやすくなります。

「減塩=味を薄くする」と思いがちですが、実はそうではありません。
本当に大切なのは、“味覚を整える”という意識です。
濃い味に慣れた舌は、薄味を物足りなく感じますが、少しずつ控えていくうちに素材そのものの味を感じられるようになります。 この“味覚のリセット”が、体のリズムを整える第一歩になります。

また、塩分は調味料からだけでなく、パンや麺類、加工食品にも多く含まれています。
「調味料を減らす」よりも、「塩分を含む食材を選びすぎない」ことが実は効果的です。
買い物のときに裏面の表示を少し見るだけでも、日々の積み重ねは変わっていきます。

外食が多い人は、「味の濃いメニューを選ばない」「スープを全部飲まない」など、無理のない範囲で工夫してみましょう。
すべてを我慢する必要はありません。
週のうち数回でも塩分を控えた食事を意識するだけで、体は軽くなりやすくなります。
塩分を減らすことは我慢ではなく、体が喜ぶ味を取り戻すこと。
この視点に変えるだけで、毎日の食事がぐっと前向きになります。

3.2 毎日の食事でできる腎臓ケアと減塩の工夫

腎臓をいたわる食事というと、特別な献立を思い浮かべる人も多いかもしれません。
けれど実際に大切なのは、「何を食べるか」よりも「どんな状態で食べるか」です。
体が疲れているときに食べ過ぎたり、夜遅くに重い食事をとったりすると、腎臓を含めた内臓全体が休む時間を失ってしまいます。

朝は体をゆっくり動かし始める時間帯。 温かい飲み物や具だくさんの汁物を取り入れると、内臓が自然に目を覚まします。
昼は活動の中心になるため、エネルギーと代謝を支えるたんぱく質や野菜をしっかりと。
夜は体を休める準備をする時間なので、量を控え、消化の良いメニューを心がけましょう。
こうして一日のリズムに合わせて食事を整えることが、腎臓の負担を減らす近道です。

また、体を冷やさないことも意識したいポイントです。 冷たい飲み物や生ものを摂りすぎると、血流が滞り、体の中の巡りが鈍くなります。 温かいスープや煮込み料理などを取り入れて、内側からやさしく温める工夫をすると、腎臓もゆったり働けます。
食事は、体を満たすだけでなく、整える時間でもあります。 「お腹を満たすため」ではなく、「体を休ませるため」に食べる。 そんな意識を持つだけで、腎臓にかかる負担は自然と軽くなります。

日々の食卓を“リセットの時間”にする。
それが、腎臓を長く元気に保つための、もっともやさしい方法です。

3.3 ストレス・睡眠・運動のバランスで腎臓をいたわる

腎臓は、体の中でも特に“静かな臓器”です。
それだけに、生活のリズムの乱れやストレスの影響を受けやすく、心身のバランスが崩れるとすぐに働きが鈍くなります。
無理をして頑張り続けることが、知らず知らずのうちに腎臓を疲れさせる大きな原因になるのです。

心の緊張をほどくには、特別なことをする必要はありません。
深く息を吐く、音楽を聴く、外の空気を感じる―― ほんの数分でも“何も考えない時間”をつくるだけで、体の中の巡りが変わります。
頭と体の両方をいったん休ませることが、腎臓を支えるための基本です。

睡眠も、腎臓の回復に欠かせません。 寝ている間に体の修復が進み、老廃物の整理が行われます。 寝る直前までスマートフォンを見たり、明るい照明の中で過ごしたりすると、体は休む準備ができません。
照明を落とし、静かな音や香りでリラックスして眠ることで、翌朝の体の軽さが違ってきます。

そして、軽い運動を取り入れることも忘れずに。
激しい運動でなくても、短い散歩やストレッチを続けることで、血の巡りが穏やかになり、腎臓に流れる酸素も増えます。
体を“動かす”と“休ませる”のリズムがつくれると、全身の調子が整いやすくなります。

無理をしないこと、それ自体が最高のケアです。
頑張りすぎず、少し肩の力を抜いて過ごす――その穏やかな時間が、腎臓にとっていちばんの栄養になります。

慢性腎臓病(CKD)のお悩みは、誠心堂薬局に相談を

血液検査や健康診断で気になる数値を指摘された方、むくみや疲れが取れない方は、腎機能低下のサインかもしれません。
誠心堂薬局では、全国どこからでもオンラインで無料相談を受け付けています。


さらに、腎臓の健康を日常的にサポートしたい方には、「誠心堂薬局 腎臓の健康サポートデスク」LINE公式もおすすめです。
週1回「栄養士が教える腎の食事」をコラム形式で配信しています。毎日の食事でできる腎ケアのヒントが満載です。

登録はこちらから▼
腎臓の健康サポートデスク

第4章 高血圧と慢性腎臓病にアプローチする漢方・中医学の考え方

4.1 「腎を補う」という考え方

中医学では、腎臓のはたらきを「腎(じん)」という言葉で表します。
この「腎」は、単に臓器としての腎臓だけでなく、体のエネルギーの貯蔵庫のような存在とされています。
年齢を重ねたり、ストレスや疲れを抱えたりすると、このエネルギーが少しずつ減っていき、体が冷えたり、疲れやすくなったりします。
そのため、腎を元気に保つためには「補う」という発想が大切です。
中医学でいう「補腎(ほじん)」とは、腎のエネルギーを回復させ、体の基盤を整える考え方。
体を温め、血流をなめらかにし、巡りを良くすることで、腎臓をはじめ全身がゆっくり力を取り戻します。

この「補う」という考え方は、頑張る現代人の体にとても合っています。
疲れたからといって無理に動くのではなく、体の中にある力を“戻す”ことを意識する。
このバランスの取り方こそ、中医学の魅力といえます。

冷えやむくみ、だるさといったサインは、体が「腎を補ってほしい」と伝えているメッセージ。
食事・睡眠・休息を通して、体を温めてあげることが、何よりのケアになります。

体を休ませることは、腎を養うこと。
忙しい日々の中で、立ち止まる時間を持つことが、腎臓を支える一番の近道です。

4.2 “巡り”を整えて血圧の負担をやわらげる

体の中を流れる血液は、まるで川のようなものです。
水がゆるやかに流れていれば美しい景色をつくりますが、どこかでせき止められたり、勢いが強すぎたりすると、土手が削れてしまいます。
血圧もそれと同じで、“流れの質”が整っていないと、腎臓や血管に負担がかかりやすくなるのです。

中医学では、この流れを「巡り」と呼びます。
体の中で血や水分、エネルギー(気)がうまく回っている状態が、健康の基本とされています。
一方で、この巡りが滞ると、冷えやむくみ、重だるさ、頭の締めつけ感などが出やすくなります。

巡りを整えるためのポイントは、「温めること」と「緩めること」。
冷たい飲み物や冷房で体を冷やすと、血管が収縮して巡りが滞ります。 一方で、気持ちが張りつめているときも同じように体が硬くなり、流れが悪くなります。
意識的に体を温め、呼吸を深くするだけでも、流れは自然と穏やかになります。

また、食事でもこの“巡り”を助ける工夫ができます。
温かい飲み物を選んだり、香味野菜やスパイスを少し加えたりすることで、体の内側がじんわり温まります。
軽く体を動かすことも、滞りを防ぐシンプルな方法です。

体を冷やさず、流れを止めないこと。
これが中医学で考える、血圧へのやさしい向き合い方です。
「流れが整う=体が軽くなる」と捉えると、無理のない自然なケアが続けられます。

4.3 中医学の“全体を整える”視点で見る腎臓ケア

中医学では、体を部分ではなく「ひとつのつながり」として考えます。
腎臓だけを治そうとするのではなく、体の他の働きとの関係を見ながら整えていく――それが“全体を調える”という考え方です。

たとえば、腎臓の働きが弱ると、水分の調整がうまくいかなくなります。
すると、むくみや冷えだけでなく、胃腸の不調や疲れやすさ、肌の乾燥などにもつながります。
中医学ではこれを、体の「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」のバランスが乱れた状態と捉えます。

腎と深く関係するのは「脾(ひ)」や「肺(はい)」といわれます。
脾は栄養を運ぶ臓、肺は水分をめぐらせる臓――このどちらかが弱ると、腎も負担を受けやすくなるのです。
つまり、腎臓を守るためには、食事・呼吸・休息のすべてを整えることが欠かせないということ。

また、中医学の考え方では、季節や年齢によっても体の調子が変化するとされます。
冬は体が冷えやすく、腎がエネルギーを使う季節。 逆に春や秋は、体をゆるめて回復を促す時期。
季節ごとに「温める」「ゆるめる」「巡らせる」といった工夫を取り入れることで、腎臓も無理なく働けます。

腎臓を整えることは、体のすべてを調えること。
部分ではなく全体を見る視点があるからこそ、中医学はゆるやかで持続的なケアを可能にします。
焦らず、体の声を聞きながら少しずつ整える――それが、本来の健康を取り戻す近道です。

第5章 専門家と一緒に整える、腎臓のためのやさしいケア

5.1 一人ひとりの体質に合わせた丁寧なカウンセリング

腎臓の不調は、生活リズムや体質によって現れ方が異なります。
同じように数値が気になる人でも、むくみやすい人、疲れやすい人、冷えを感じやすい人など、その背景は人それぞれです。
だからこそ、自分の体の特徴を理解することが、改善への第一歩になります。

誠心堂薬局では、中医学を専門とするスタッフが、丁寧なカウンセリングを通して体の状態を見極めます。
検査値だけに頼らず、睡眠や食事のリズム、気分の変化まで含めて総合的に確認。
そのうえで、一人ひとりに合わせた漢方の方向性を提案していきます。

相談は店舗だけでなく、オンラインでも受けられます。
遠方の方でも、自宅から専門家とゆっくり話しながら、自分の体と向き合う時間を持つことができます。
初回の相談では、悩みを整理しながら「どんな整え方が合うのか」を一緒に探していくため、初めての方でも安心です。

さらに、日常の中で腎臓の健康をサポートしたい方には、 「誠心堂薬局 腎臓の健康サポートデスク」LINE公式もおすすめです。
週1回、「栄養士が教える腎の食事」というコラムを配信しており、毎日の食卓で実践できる腎ケアのヒントがたくさん届きます。
スマートフォンひとつで気軽に情報を受け取れるため、忙しい方でも無理なく続けられるサポートです。

登録はこちらから
腎臓の健康サポートデスク

人に話を聞いてもらうこと、そして正しい知識にふれること。
この2つがそろうことで、体を整える力はぐっと高まります。

誠心堂薬局では、カウンセリングと情報発信の両面から、安心して続けられる健康づくりを支えています。

5.2 専門チームによる継続的なサポート体制

体の変化は、季節や生活のリズムによって少しずつ移り変わります。
そのため、腎臓のケアも一度きりではなく、長く寄り添うサポートが大切です。

誠心堂薬局では、中医学の専門家を中心に、薬剤師、国際中医専門員、管理栄養士、鍼灸師など、幅広い分野の資格者がチームで相談にあたります。
それぞれの専門知識を活かしながら、一人ひとりの体質や症状の変化に合わせてアドバイスを行う仕組みです。

定期的なフォローでは、服薬後の体調や検査値の推移だけでなく、生活リズム・食事・睡眠・気分の状態まで確認します。
調子の波があるときも、LINEや電話を通じてすぐに相談できるため、ちょっとした不安をため込まずに済みます。
小さな変化を見逃さず、早めに調整できるのが、このチーム体制の大きな強みです。

また、管理栄養士による食事アドバイスや、薬膳の考え方を取り入れた日常の工夫も好評です。
「食べること」「休むこと」「整えること」――それぞれをバランスよく続けられるように、専門家が伴走してくれます。

安心して相談できる場所があるだけで、心はぐっと軽くなる。
誠心堂薬局では、相談の“その先”まで見据えたサポートで、腎臓の健康と向き合う日々を支えています。

まとめと次の一歩

腎臓は、毎日休むことなく働き続けてくれている臓器です。
その頑張りに気づく機会は少ないですが、体の重さやむくみ、疲れやすさなどの小さなサインは、腎臓からの“声”でもあります。

血圧が高めのときも、体の冷えを感じるときも、焦る必要はありません。
まずは、体の流れを整え、無理をせずに過ごすこと。
その積み重ねが、腎臓を守り、体全体を軽やかにしてくれます。

中医学の考え方には、「体を部分ではなく全体で見る」という視点があります。
食事・睡眠・心のバランス、そして自分の体を観察する習慣。
これらを少しずつ整えるだけで、体はゆっくりと良い方向へ動き出します。

そして、迷ったときや不安を感じたときには、専門家に相談することも大切です。
誠心堂薬局では、中医学の専門家が一人ひとりの体質に寄り添い、生活の中に取り入れやすい形でサポートしてくれます。
LINE公式の「腎臓の健康サポートデスク」など、身近に使える情報源も整っているので、日常の中で学びながらケアを続けられます。

体を整えることは、未来の自分をいたわること。
焦らず、ゆっくり、自分のペースで。
今日からできる小さな一歩が、これからの健康を支えてくれます。

慢性腎臓病(CKD)のお悩みは、誠心堂薬局に相談を

血液検査や健康診断で気になる数値を指摘された方、むくみや疲れが取れない方は、腎機能低下のサインかもしれません。
誠心堂薬局では、全国どこからでもオンラインで無料相談を受け付けています。

詳細はこちらから▼
https://www.seishin-do.co.jp/kidney/lp/

さらに、腎臓の健康を日常的にサポートしたい方には、「誠心堂薬局 腎臓の健康サポートデスク」LINE公式もおすすめです。
週1回「栄養士が教える腎の食事」をコラム形式で配信しています。毎日の食事でできる腎ケアのヒントが満載です。

登録はこちらから▼
腎臓の健康サポートデスク


📅 公開日: 2025/12/12

🔄 最終更新日: 2025/12/8

page up