かかりつけの漢方薬局と出会えました。
初めての漢方相談でしたが、漢方の専門家の方がいて安心しました。気になっていた腎臓のことはもちろん、他の不調についても親身に話を聞いてくださいました。おかげさまで病院にも通うかたわら、漢方相談を5年以上継続していて、元気な状態を維持していると感じています。私にとって、気になったことをすぐに相談できる、かかりつけ薬局です。今後も健康な体を維持するために利用したいと思います。
慢性腎臓病とは、慢性的に進行する腎臓の病状を指す用語です。
この病気は、20歳以上の日本人の約8人に1人が患っていると推定されており、合計で約1,330万人の成人が影響を受けています。
慢性腎臓病(CKD)の初期段階では自覚症状がほとんど現れないため、早期発見が非常に困難です。
この事実が、患者数の増加の主な原因となっています。
参考:厚生労働省「腎疾患対策検討会報告書~腎疾患対策の更なる推進を目指して~」P3 CKDの疫学 平成30年7月
慢性腎臓病の基本から予防方法、日常生活での対策や今注目されている中医学による慢性腎臓病対策まで紹介いたします。
有益な情報をご紹介いたしますので、是非ご覧ください。あなたの健康寿命に将来にわたり貢献できれば幸いです。
西洋医学では異常値や症状が現れてから治療を⾏います。漢⽅の場合は、症状が出る前から服薬が可能です。また、特に透析をされている場合、様々な症状・合併症を抱えており、西洋医療による治療に行き詰まるケースにしばしば遭遇します。西洋医学的に考えられる治療を行っても効果が不十分、または治療法がない場合でも、漢方薬が奏功することがあるようです。それだけでなく、全身の様々な症状に対しては、漢方薬を服用することにより、西洋薬の処方数を抑えやすくできる場合があります。また、体力の低下した高齢のCKD保存期&透析患者に対しても、安全に使用しやすいことから、CKD保存期&透析診療の現場で漢方薬が果たす役割は大きいと考えます。
参考:新見正則・和田健太朗「フローチャート 慢性腎臓病 漢方薬」新興医学出版社,2022年8月,27ページ
西洋医学では手が届かない症状への解決策として期待されています。
中医学の考え方
漢方の理論である中医学では、人の身体は五臓六腑から構成され、それらは相互に調整しあっており、自然界とバランスを取りながら環境の変化や病気への抵抗力を発揮すると考えています。また、老化現象も臓器の機能が低下する変化と考えていることが特徴です。
そのような考えから、慢性腎臓病をはじめとする多臓器にまたがる生活習慣病や老化に伴う不調にも働きかける対策が存在します。
「腎虚」改善には血流の促進・修復を助ける漢方薬
「腎虚」を早期に察知し対策することが腎機能を保つことにつながるでしょう。こうした中医学の予防の考えを「未病先防(みびょうせんぼう)」といい、特に自覚症状の少ない慢性腎臓病において重要な役割を果たします。中医学の言葉に「上医は未病を治し、下医は既病を治す」とあり、すでに病気が発症している既病を治す医療より、未然に病気を予防する医療を重視していることが分かります。
漢方薬は血流を促進し修復を助けることを得意とし、この働きが「腎虚」の改善をサポートします。さらに、自律神経のバランス調整や食生活のバランスも大切です。このように総合的に身体を整えていくことで、腎機能の低下や慢性腎臓病の進行を遅らせることを目指します。
結果として、身体全体の調和を促し、慢性腎臓病に役立つだけではなく、将来的な健康維持・健康寿命にも寄与していきます。
補腎薬=腎の機能をサポートする
中医学の五臓六腑である「腎」は成長、発育、老化に関与し、尿の生成と排泄も行う重要な臓器です。
女性は28歳、男性は32歳ごろピークに達し、その後は機能が低下します。
この自然な老化プロセスに対抗し、「腎」の機能をサポートするのが補腎薬です。
特に動物性の補腎薬、例えば鹿角膠、亀板膠、阿膠などは効果が高いとされています。
慢性腎臓病においては、腎機能の低下が主な懸念です。これらの補腎薬は腎機能の低下を防ぐうえで重要な役割を果たします。
中医学の観点から、慢性腎臓病の管理において、これらの補腎薬は非常に価値があります。
むくみは一般的によく自覚する症状です。長時間立っていると足がむくむなどは誰にでも起こることです。しかし、病的なむくみになると朝から顔や手にむくみを感じたり、むくみが取れにくいといった状態になります。なお、中医学では水分代謝を「肺」「脾」「腎」の3つの臓腑が担っています。
西洋医学と同じ働きもありますが、中医学において臓腑は様々な内臓の働きを併せ持った機能があると考えられています。
むくみの治療において、「肺」「脾」「腎」の3つの働きを調整することが重要です。単に利尿作用のある漢方薬だけではその原因は解決しません。正確に病気の原因を把握することが重要です。
タンパク尿とは腎臓の糸球体の毛細血管が障害された場合に現れます。健康な腎臓からはタンパク尿は出現しません。
中医学では2つの要因からタンパク尿が生じると考えています。
慢性腎臓病の進行に大きく関わっているのがタンパク尿です。
西洋医学ではコントロールすることが難しい中で、中医学では腎臓の糸球体を保護修復する漢方薬が多く見つかっています。
中医学における体質改善は、西洋医学のアプローチとは異なり、身体全体の調和とバランスの維持に重点を置いています。慢性腎臓病の複雑な病態に対して漢方薬を用いて全身のバランスを整える根本的な対策は、症状の緩和と病態の進行を抑えるために重要な役割を果たします。
ステージ1と2の場合は併発疾患を中心とします。例えば、慢性糸球体腎炎、高血圧、糖尿病、全身性エリテマトーデス、腫瘍などです。
ステージ3の場合は、腎虚、血瘀、湿熱、濁毒などの本質的な体質改善を中心とします。
ステージ4と5の場合は、合併症を中心にします。腎性貧血、骨病、皮膚病などです。
初めての漢方相談でしたが、漢方の専門家の方がいて安心しました。気になっていた腎臓のことはもちろん、他の不調についても親身に話を聞いてくださいました。おかげさまで病院にも通うかたわら、漢方相談を5年以上継続していて、元気な状態を維持していると感じています。私にとって、気になったことをすぐに相談できる、かかりつけ薬局です。今後も健康な体を維持するために利用したいと思います。
人工透析を考える可能性があると医師から言われ悩んでいるときに、こちらの漢方薬局と出会いました。腎臓のことを色々と教えてくださり、西洋医学にも詳しくて安心して相談できました。漢方薬を簡単に服用できる方法をアドバイスしていただけたので、始めやすかったです。東洋医学の考え方や養生法、心の持ちようについてもはじめて知ることができ、健康寿命のために活かしていきたいと思いました。
漢方薬と鍼灸の両方を相談できるところが良かったです。私は疲れや睡眠不足で体調に波がでやすいので、体質改善を考えていました。話をよく聞いてくださり、分かりやすく説明してもらえたので、自分の体質について理解が深まりました。体質に合わせた生活や食事のアドバイスもしていただき、一人ひとりの体質に合わせてアドバイスしてもらえるのだなと感じました。これからの健康のために漢方や養生を試してみたいと思います。
誠心堂薬局では中国で中医師として活躍されていた方を「中医学アドバイザー」として日本に招いています。その在籍数は日本最多級であり、国内トップクラスの中医治療を提供してきました。
さらに、中医学を学んだ国際中医専門員、薬剤師、登録販売者、鍼灸師といった有資格者が多数在籍し、お客様が漢方や鍼灸を始めたり、継続したりするために必要なサポートを行っています。
生薬の特性に適した組み合わせによる漢方薬は200種類以上あり、慢性腎臓病の進行度や自覚症状だけでなく、根本原因に合わせて、より適切なものを選びます。
慢性腎臓病の初期から透析を考える段階まで幅広くサポート。
常に新しい医療情報を入手し漢方相談に活かしています。
LINE公式アカウントで情報発信・個別の質問にアドバイス。
安心・安全の信頼できる漢方薬をお届けしています。
※漢方相談の時間はおおよそ60分ですが、相談スタイルによって所要時間は異なります。
事前に問診フォームをお送りいたします。クレアチニン、eGFR値、タンパク尿、血圧、血糖値などの検査値や自覚症状などについて分かる範囲でお答えください。
事前ヒアリングの内容をもとに慢性腎臓病のステージを確認し、腎臓の状態に合わせたアドバイスを行います。
お身体の状態や生活習慣から体質を確認し、適している漢方薬やお勧めする方針をご説明いたします。
具体的な漢方薬をご提案し、プランについてご説明いたします。
ご納得いただいた上で必要な漢方薬をご用意いたします。
漢方薬の飲み方、注意事項などについて、個人の状態やライフスタイルに合わせてアドバイスいたします。