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リュウマチ

冬の寒さや風邪が原因となって起こる病気を中医学では風湿病と呼んでおり、中でも四肢や関節の痛みを主な症状とする病気を痺病といいます。

痺病の代表がリュウマチ。関節の痛みや腫れ、四肢のしびれや変形、こわばり等の症状を特徴とする病気ですが、よく知られた病名にもかかわらず、現代医学では未だ決定的な治療法が見つかっていません。実は原因もはっきりと解明されておらず、溶鏈菌の感染によるアレルギー反応、ウイルスによる免疫異常などが考えられています。

リュウマチに罹りやすいのは、お年寄りなど抵抗力の弱い人、そして遺伝的に体質が弱く体内の副腎皮質ホルモンが不足している人。このため治療に副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)を用いることがありますが、副作用があり対症療法にしかなりません。そこで副作用が無く、リュウマチに罹る体質から改善していく中医学の出番なのです。

中医学では、抵抗力が弱い、あるいは副腎皮質ホルモン不足の状態を、「肝」と「腎」が弱まっている「肝腎虚」と呼びます。この「肝腎虚」を中成薬によって改善するわけですが、症状によって以下の2タイプに分類できるのです。

【風湿熱痺(ふうねつひ)・急性期】

主な症状は関節の腫れ、痛み、熱感。肘や膝に痛みの無い結節(しこり)ができたり、リング状の紅斑が出るケースもあります。小便の色は黄色。舌の苔も黄色で、舌の色は紅色です。この時期に入浴すると、余計に症状を悪化させてしまうので注意が必要です。

風湿熱痺タイプには基本的に散痛楽楽丸、温清飲といった中成薬と、食用アリを処方します。その他、さらに細かいタイプの違いによって処方を加えるので、下の表を参考にして下さい。

【風寒湿痺(ふうかんしつひ・慢性期)】

主な症状は関節の冷え、痛み、腫れ、冷感。入浴すると痛みなどが和らぐのが特徴です。舌の苔は白く水っぽい感じで、舌の色は淡く歯形がついてしまいます。

風寒湿痺タイプには、独歩丸と食用アリが処方の基本となります。症状によって下の表のような中成薬を加えていきます。

自分のタイプを見極めて、早期治療を心がけるようにして下さい。

冬の寒さや風邪が原因となる、風湿病の一つであるリュウマチの予防には、保温と風邪をひかないようにするのが一番です。特に女性の場合、冬場に短めのスカートをはくことで膝を冷やしてしまいがち。普段から体を冷やさないようにするのはもちろん、ファッションに気を配ったり、膝かけを忘れないよう、注意してみてください。

風邪予防には当たり前のことのようですが、規則正しい生活と十分な睡眠、適度な運動です。

寒さも風邪も吹き飛ばして、リュウマチ知らずの生活を目指しましょう。

型別 症状

湿

寒熱夾雑痺
(かんねつきょうざつひ)
・関節が赤く腫れ、痛む。
・寒くなると痛みが増す。
・関節の変形。
・冷感。
陰虚内熱痺
(いんきょないねつひ)
・関節が赤く腫れ、変形する。
・熱感(昼は症状が軽く、夜になると重くなる)。
・舌の色が紅く、苔が無い。
・手足のほてり。
肝腎陰虚痺
(かんじんいんきょひ)
・関節の痛み(夜間に症状が重くなる)。
・関節の変形。
・腰、膝がだるい。
・めまい、耳鳴り。
・舌の色が紅く、苔が少ない。


湿
痰於痺
(たんおひ)
・関節の刺すような痛み。
・関節のしこりや、紫斑。
・舌の色は紫。
肝腎陽虚痺
(かんじんようきょひ)
・関節が腫れ、冷えて痛む。
・腰、膝がだるい。
・四肢が冷え、寒がり。
・舌の苔が白く、水っぽい。
気血虚痺
(きけつきょひ)
・関節の痛み。
・四肢のしびれ。
・疲労倦怠感。
・息切れ
・筋肉の萎縮。
・顔色が蒼白。
・舌の色が淡い。
 



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