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| 慢性胃炎 |
| 【慢性胃炎とは?】 慢性胃炎は、胃粘膜の状態によって、表層性[ひょうそうせい]胃炎(胃粘膜表面で軽い炎症のある状態)、びらん性胃炎(炎症により胃粘膜表面がえぐれた状態)、萎縮性[いしゅくせい]胃炎、肥厚性[ひこうせい]胃炎(胃粘膜表面が正常より厚く見える状態)と分けられます。そのうち一番多いのは萎縮性胃炎といって、胃粘膜の炎症が長く続いたために胃粘膜自体が萎縮し薄くなっている状態の慢性胃炎です。また、最近では胃粘膜に何の異常も見られないのに慢性的に胃の不快症状を引き起こす、NUD(Non-ulcer
Dyspepsia:潰瘍のない消化不良)も見られます。
症状 原因 慢性胃炎は、胃に刺激が繰り返し加わることで慢性的に炎症を起こしている状態です。 治療 バリウム検査や内視鏡検査で胃の中の状態を観察し、炎症を起こしている胃粘膜の状態に応じて治療を行います。胃酸の分泌を抑える薬や胃腸機能を調整する薬が使われます。 慢性胃炎は薬の服用をやめると再発することがあります。自覚症状がなくなったからといって「治った」と自己判断しないで、医師や薬剤師の指示のもと、きちんと薬の服用を続けましょう。 また薬だけでなく、規則正しい生活を送り、胃に負担をかけない食事を心がけることが大切です。 |
| 胃潰瘍 |
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【胃潰瘍とは?】 症状 原因 治療 |
| 中医漢方の治療法 |
中医学では、胃炎や胃潰瘍をその器質的変化で分類するのではなく、胃の痛み<胃痛>を主訴とする状態としてとらえた中で、その起因や症状の違いなどから弁証を行い、治療法を組み立てます。詳細に問診し、胃痛の出ている期間、痛みの性質や特徴、及び随伴症状などとも関連させて分類します。胃痛の分類と漢方治療の実際を簡単に紹介します。
寒邪客胃 急激な胃痛 冷えると痛みの増強などを特徴とする証で、いわゆる「お腹を冷やした」場合に見られる急激な胃痛を指します。安中散などが即効性の良薬です。 肝鬱気滞 ストレスなどによる誘発と悪化、スッキリと排便できなない、ゲップが良く出て、げっぷをすると痛みが和らぐなどの、肝鬱気滞が原因の胃痛です。柴胡疏肝散(さいこそがんさん)などが特に有効です。 肝胃鬱熱 イライラして怒りやすい、すっぱい水があがる、冷たい飲み物が欲しいなどの、肝火が胃に影響をあたえ、熱が鬱滞(うったい)した時に見られる胃痛です。化肝煎(かがんせん)などが有効です。 脾胃虚寒 鈍痛で冷えた時や空腹時、疲労時に痛みが悪化し、食後に痛みが和らぎ、胃潰瘍に多く見られるタイプです。黄耆健中湯(おうぎけんちゅうとう)が特に有効です。 胃陰虚 シクシクした鈍痛や灼熱感、飢餓感や空腹感はあるが食欲不振があるようなタイプに多く見られます。一貫煎(いっかんせん)などが特に有効です。 寒熱錯雑 舌象では熱証を示すのに、暖かい物を飲むと調子がいいとか、熱証と寒証が混在するタイプです。特に半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が有効です。その他一部の胃痛には、瘀血(おけつ)の証も認められますが、瘀血を除いて、かえって胃出血が増すなどの歓迎できない症状を来たすことがあり、活血祛瘀剤の使用は慎重であるべきです。 |