【胃ガンの特徴】
60・50・40歳代の順に多く、2:1の割合で男性発生率の高さが特徴です。
初期症状として腹痛が主ですが、胃ガンはほとんど無症状で進行し、突然働き盛りの人の命を襲う恐ろしいガンの一つです。しかし日本では、胃ガンの臨床研究・治療法が世界でもっとも進んでおり、医療の標準化も広まっています。早期発見と適切な治療を受ければ完治する例も増えてきています。
【胃ガン発生の段階と処置】
大きく4段階までに分かれます。
①第1段階~ ガンが胃壁の粘膜あるいは粘膜下層に留まっている状態、(ガン転移の可能性:リンパ節~約13%、肝臓約1%)
②第2段階~ ガンが胃壁の固有筋層またはしょう膜下層に進行している状態(ガン転移の可能性:リンパ節~約68%、肝臓約5%)
③第3段階~ ガンが一番外側であるしょう膜にまで達している状態(ガン転移の可能性:リンパ節~約88%、肝臓約6%)
④第4段階~ ガンが胃の外の臓器にまで達している状態(ガン)転移の可能性:リンパ節~約95%、肝臓約6%
【胃ガンの進行度】
胃ガンの場合、進行度の基準となっているのは、ガンの深さです。
また、もう一つの重要なポイントは転移です。まず胃ガンのできた部位に一番近いリンパ節にと広がり、やがて肝臓など他臓器に転移します。
胃ガンの場合、ガンの進行度と転移の可能性は相関しています。
【胃ガンの治療手段】
| *内視鏡による治療: |
手術をせず、内視鏡で早期胃ガンのできた粘膜とその周囲を切除。患者の身体的な負担を最小限にできるメリットがあります。 |
| *外科手術 |
(根治手術ともいい、『幽門測胃切除術』『全摘術』『縮小手術』『拡大手術』などがある)
ガン細胞転移の可能性のある近くのリンパ節を含む組織を切除し、身体からガン細胞のすべてをなくすことを目的とした手術です。
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| *抗ガン剤による化学療法: |
腫瘍の縮小効果。副作用のデメリットも。 |
| *緩和医療(ターミナルケア): |
鎮痛剤などを用い患者の苦しみを取り除く方法 |
の大きく分けて4つがあり、進行度に応じた治療法を選択します。
また、治療法の決定には年齢やガン以外の病気(合併症)の有無など、さまざまな条件が関わってきます。 【主な原因】
*ストレス:胃や腸のどの消化器系はたいへん過敏であり、過剰なストレスによる影響が大きく関わってきます。免疫力低下とともに、胃壁の傷や損傷は外傷的なものよりも、ストレスによるものが大きく、ガン発生につながっていることがさまざまな研究で明らかになっています。
*食生活(暴飲暴食):乱れた食生活・熱い辛いなどの刺激物・飲み過ぎなどは、胃の粘膜を傷つけ、継続した場合ガン発生につながってしまいます。
*胃潰瘍・慢性胃炎からの進行:上記などの理由により、胃潰瘍・慢性胃炎が発生。その後の改善や治療をしない場合、ガン発生につながります。
【後遺症と予防】
医療技術が進んでいるとはいえ、治療を行った体は、「満腹感や食事の満足感が得られない」「消化不良」「便秘」「吐き気・嘔吐」「体重減少」などさまざまな負担が掛かります。
回復のフォローには漢方によるケアがとても重要視されており、また、ガン発生・再発の予防にも重要な役目を担っています。日常生活でガン細胞を生み出さない予防が必要です!
*食生活の改善
*ストレスをなくす
*胃に関する小さな不快感・症状を見逃さない
*胃の休息日をつくる(消化の良い物/脂っこくない物など)
*胃の負担になる原因(塩辛い・タバコ・アルコール等の刺激物)を継続させない
など日常の簡単なチェックとともに、発生する前の免疫力強化や、発生後の身体ケア、術後の回復力の保護など、漢方による治療が見直されています。
【中医学的に見る胃ガンのタイプ】
| ①肝胃不和型: |
胃脹満痛・イライラ・ゲップや悪心など |
| ②脾胃虚寒型: |
胃隠痛・下痢・嘔吐など |
| ③胃陰枯涸型: |
胃灼熱・食後痛・口干煩渇など |
| ④於血阻絡型: |
胃痛強・吐血・さめ肌など |
| ⑤痰湿凝滞型: |
胸と胃腸満・食欲不振・下痢・嘔吐など |
上記のように、症状自体は他の病気の胃症状とは大きく変わりません。
40歳を過ぎたら、年に1回は胃ガン検診を受けることをおすすめします。
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