中国医学では、食物をその働きによって五味という分類をしています。これらは甘(あまい)、辛(からい)、酸(すっぱい)、苦(にがい)、鹹(塩からい)、があります。この五味は人間の体の五臓六腑の働きと深い関係があります。甘は睥と胃に、辛は肺と大腸に、酸は肝と胆に、鹹は腎と膀胱に、それぞれ作用し、五臓を養う五味は過不足になると逆にその臓腑を悪くします。さらに、毎日食事で適切に摂取された場合は、身体の機能を高めるとされます。
皮膚が過敏になり易い体質の人にアレルゲンの侵入が重なり、かゆみ、赤み、カサカサ、湿疹などの症状が現れます。そうした人の皮膚表面の脂肪量セラミドを測っていると、正常な人の60%とかなり少ないことがわかっています。
それは脂肪酸を作る力が足りないから。加えて皮膚内の水分保持機能が低いため、刺激物が容易に体内に侵入し、さらに過敏な体質と併せてアレルギー反応を起こします。
甘味は他の味との調和をはかったり潤いや栄養を補う、弛緩作用もあります。また脾を養い、脾は口と唇に反映します、脾は消化吸収、栄養分、水分を全身に運ぶ、
統血などの作用をもっています。
辛味は発散し循環を良くし、温める作用があります。また辛味は肺を養い、肺は皮毛、鼻に反映します。肺は呼吸によって「気」の生成に関わり、全身の様々な機能を発現するなどの作用を持っています。
酸味は収斂と固渋作用があります。酸味は肝を養い、肝は目、爪に反映します。肝は血を貯蔵し血流量をコントロールして、精神を調整させるなどの作用を持っています。
苦味は熱を排泄したり、乾燥させたりする作用があります。苦味は心を養い、心は舌顔色に反映します。心は血のポンプで、精神、意識、思維活動などの作用を持ってきます。